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「離脱」されない曲作り

映像、音楽など
youtubeの日常化で視聴スタイルも変わったのかもしれませんね。


よく、「番組冒頭〇〇秒以内に結論や動画を見るベネフィット(得られるもの)を入れないとすぐ離脱されてしまう」なんて記事も目にします。


雑誌「AERA」でこんな記事がありました。

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あー、なんとなくわかるなぁ。
今ってyoutubeの影響か、冒頭で興味惹かれないと簡単にスキップされちゃうのが当たり前ですよね。

音楽に置き換えると「イントロ~Aメロ」なんて流れもこの先どうなのか。
ましてや歌までに52秒あるこの曲なんてすぐ離脱されるかも(^^;

Led Zeppelin - Stairway to Heaven(1971)(邦題:天国への階段)
(レッド・ツェッペリンの記事はコチラ)


僕ら営業職でも、短い時間で伝える時はPREP法という「冒頭で掴む」話法で話すことがよくあります。
(これ、会社の報告とか何かと使えますよ。 特に男性への説明向け)

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このように、最初に結論を言うのはyoutubeでもよく見られる手法だし、
「冒頭に比重を置く」という方法忙しい今の時代に合っているのかもしれませんね。

そういや小説や映画でも「最初のシーン=エンディング」はありますね。
そう考えると芸術の表現としては珍しくないか。

となると、曲作りも
「いきなりサビで始まる方が今の時代にあってるのでは?」
と思いました。
つまりタイトルの「離脱されない曲作り」というのは「サビから始まる」
ということです。 あくまで一案ですが。

ふと思い出してみれば、洋楽では結構あるんですね。

Duran Duran - Is There Something I Should Know?(1983 UK:1 US:4)
(邦題:「プリーズ・テル・ミー・ナウ」)
(Duran Duranの記事はコチラ)


Bon Jovi - You Give Love A Bad Name(1986 US:1 UK:14)
(邦題:「禁じられた愛」)
(Bon Joviの記事はコチラ)


Starship - We Built This City(1985 US:1 UK:12)
(邦題:「シスコはロック・シティ」)


Journey - Any Way You Want It(1980 US:23 UK:161)
(邦題:「お気に召すまま」)
(Journeyの記事はコチラ)


Tears For Fears - Shout(1985 UK:4 US:1)
(Tears For Fearsの記事はコチラ)

他にも
Quiet Riot - Cum On Feel The Noize(1983 US:5)
a-ha - The Sun Always Shines on T.V.(1985 UK:1 US:20)
Foreigner - Say You Will(1987 US:6 UK:71)
などなど、結構ありますね。

あれ? なぜか80年代ばかりだ(^^;


あ、そうか、80年代以外だとこの曲も!

The Beatles - She Loves You(1963 UK:1 US:1)
(The Beatlesの記事はコチラ)

もしかしたらこの「サビから始まる」ってビートルズが元祖?
って思ったら2秒後にこの曲思い出しました。

ベートーヴェン 交響曲 第5番 【運命】

本当の元祖って誰なんでしょうね(^^

どちらにせよ、歴史上でも珍しくない事がわかったので
日本の曲でも「サビから始まる」はまだまだ使えるし、
今の時代でこそ「離脱されない」曲の構成かもしれませんね。

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