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ロバート・フリップ(キング・クリムゾン) 75歳でも、コロナ渦でも「楽しみを見つける事ができる」

キング・クリムゾン
プログレッシブ・ロックの話題の時に、まず最初に語られるバンドです。

未聴の方でも1stのジャケで「あぁ、これね」かもしれません。

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それはそれは音楽的にレベルの高いバンドでして、特に1stアルバム(1969)
は21世紀の今でも何かと話題にあがるほど、とにかく通常のロックの枠を超えた存在です。

あ、この映像がわかりやすいかも。
1番人気の曲なんですけど、、ドラムが3人(^^;;;
ね、常識超えてるでしょ。

このバンドの主催者、中心人物でギターを担当するのが

ロバート・フリップ。 
1946年5月16日生まれの75歳。

ギタリストとしても「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大なギタリスト」において2003年は42位、2011年は62位という順位。
正直、「ギタープレイ」だけで語る存在ではなくトータル的なサウンド作りや音楽そのもに対するアプローチでも評価されるタイプなので順位はそんなに関係ないです。

年齢を重ねても非常に知的な佇まいですね。
以前書いた「ロックとスーツ」に登場させたいくらいです。

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そんな、音楽的にもレベルの高いロバート・フリップが、
2020年に始まったコロナ渦においてこんなことをしています。

それは、更に高度な音楽性を高めるプロジェクト!
というよりは、、、

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youtubeで妻のトーヤ・ウィルコックスと2020年4月より様々なロック名曲のカバーを披露する「Toyah & Robert Fripp's Sunday Lunch」

あの由緒ある「キング・クリムゾンのリーダー、ギタリスト」でレジェンドのロバート・フリップがありえないカバーを披露しています。

今回はその中から「え、、レジェンドがこんな曲を。。」を紹介します。
原曲と共に聴き比べてみてください。


Metallica / Enter Sandman(1991 US:16 UK:5)
「キング・クリムゾンがメタリカをカバー」
ありえないですねwww
そしてなぜかフィットネス・マシーンで唄うという。。
傍らには御大ロバート・フリップがロックなギターを、、無表情でw


Britney Spears / Toxic(2004 US:9 UK:1)
これもぶっ飛びましたねぇ(^^;;;
まさかのブリトニー・スピアーズ!
「時計じかけのオレンジ」コスプレも凄く、日々コスプレにかける要素が大きくなっていきますw


そして最後のこの曲なんですが、
遂に、1線を越えます。

The Prodigy / Firestarter(1996 UK:1 US:30)

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いやーーーーーー(^^;;;
なんというか「奇才」は違いますね。

しかもこの動画、、

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まさかの年齢制限www

いや、これめちゃめちゃカッコイイと思うんですよ!
75歳のレジェンド・ミュージシャンが21世紀において年齢制限くらうって
どんなパンクバンドよりもロックだと思いますw

ぜひ、youtubeにてご覧ください。
キーワードは「鍋」 


以上、3曲選んで紹介しました。
他にも意外すぎるカバー曲がトーヤのチャンネルにあるのでぜひ見てみてください。


そしてこの企画が1周年ということでTシャツも販売されるようです。

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なんというか、、凄いですよね。

更にこんなメッセージも

「トーヤ&フリップ・Tシャツ・コレクションは、クレイジーな1年をクレイジーなペアで祝います。2020年から2021年の間、ロックダウンの様々な段階を経て、二人は踊り、歌い、遊び、戯れ、楽しんできました。

この限定Tシャツには、Sunday Lunchのビデオからの抜粋が使用されています。これは、ロックダウンの時代と、人間はどんなに奇妙で暗い時代でも楽しみを見つけることができるということを永久に思い出させてくれます」

選曲よりも、コスプレよりもこの言葉、姿勢が嬉しいですね。
これ、75歳がやってるんですよ? 
日本の首相より2歳も年上なんですよ??
めちゃめちゃ柔軟な姿勢ですよね。

コロナ渦においてエンタメ業界は大きな打撃を受けている中、
75歳の大御所がこのyoutubeやグッズ販売で「全世界」に対して仕掛けているんです。

まだまだアイデア次第でエンタメには無限の可能性があるんでしょうね。
ロバート・フリップ。 かっこ良すぎます。


【おまけ】
折り紙に絵の具で描いてみましたシリーズより。

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