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【MYOG】PA'LANTE simple pack
ミシンを手に入れてタープを作ったものの、やっぱりバックパックでしょ!
ということで、バックパックを作ってみました。
製作するにあたり、色々と調べたり悩んだ部分もあったので、備忘録として残そうと思います。
何を作るか?
すべての始まりはここから。
そう、どんなバックパックを作るかです。
バックパックを作るにあたって、下の3パターンから検討しました。
①理想とするバックパックを1から設計する
②メーカー品をトレースする
③kitを購入する
理想は①。
頭の中のイメージを書き起こして設計して、画用紙とかタイベックで試作する。ただはじめての自分にはその設計が何よりも難しい。
②はメーカー品が手元にあって、よく観察してどんな縫い方なのか、パーツはどんなものなのか、必要であれば分解して調べる。これもある程度基本的な製作の流れが分からないとハードルが高い。
③これは必要な生地、パーツごとの型紙、作り方の一連の流れの解説等もあるので、手っ取り早い。
MYOGを初めたばかりの自分は、まだミシンの扱いに不安があり、1から設計する知識もなかったので、まずはkitを購入し組み立てみることにしました。
検討したのは3つのバックパックkitです。
①ray way backpack kit
レイジャーディンが製品ではなく、kitの販売にこだわっているのは彼の思考性に一貫性があるゆえ。
値段も手頃で一度はやってみたいと前向きに考えたけど、サイズが40L〜と普段あまり使わないサイズしかなかったので、見送った。
②GREAT COSSY MOUNTAIN Excurion Sack “MYOG Kit”
値段が手頃で、サイズ感小さく、構造もシンプルで作りやすそうだった為在庫をあちらこちらと探したが、見つかりませんでした泣
③PA'LANTE simple backpack kit
型紙のみ、型紙と素材のセット販売が選べる。
kitといっても細かい作り方のマニュアルなんてものはなく、YouTubeのチャンネルでボッサボサ頭のニコニコしたイケメンがhow toを後悔してて、それ見てやってみてね。という感じ。
DIY、MYOGが盛んなアメリカらしいというか、それほどベースとなる技術がみんな高いんだなぁと感じました。
まぁkitならあれこれ下調べすることも最低限で済むし、とりあえずやってみたかったので、敷かれたレールを走る的な方法だけど、早速購入してみた。
切る
届いた生地を型紙通りに切っていきます。
購入した生地はRobic100というナイロン生地と、柔らかめのストレッチメッシュ。メッシュはとにかく切りづらい。
コツはちょっとズレても数mmくらいなら気にしないこと。どんどん切っていきます。
この作業は地味だけど、一番神経を使って苦手としている作業でした。
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①ショルダーストラップ
まずはショルダーストラップから作っていきます。
ストレッチメッシュ、生地を裏返しにしてずれないようにまち針をとにかく刺しまくります。
ここだと穴が開いても問題ないしね。細かいことは気にしない精神大事。
ここからはいよいよミシンの出番です。
糸調子を強めに設定。針は11番、糸は#30(シャッペスパン)を使用しました。
最初に針を入れると時にはまだ緊張するけど、一回縫っちゃったり、失敗すると、スピードはどんどん上がっていきます笑
縫い終えて確認すると、うまくメッシュが縫い込まれてなかったり、ずれてしまうなんてことがあり、何度もリッパーで糸を解いて縫い直しました。
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②本体
ショルダーストラップが完成したら、あとはボーナスタイム。
比較的大きい面を縫い合わせて進めていくと、どんどんバックパックの形になっていくのがなんとも楽しい。
この辺は時間を忘れて没頭しました。
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③仕上げ
ここまできたら、あとは仕上げ
・裏地の縫い合わせた所にバイアステープを縫い付ける
(バイアステープはkitには含まれていなかったので、近所のドリームという手芸店で購入)
・トップにプラパーツを取り付ける
・チェストストラップを取り付ける(ここはvideoにない内容なので注意)
この3ステップで完成です!
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(ここもvideoでは触れられていません笑)
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完成
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出来上がったバックパックは35L前後で重さは300gほど。
6月初旬から作り始めて、完成したのは6/23でした。(平日の夜とかに少しずつ作業を進めた)
後日5kgほどの荷物を詰めてギアテストをしてきたけど、思いの外背負い心地が良く、何より愛着が生まれて、とても気に入っています。
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自分のオーバーナイト時の装備の重量は水食料込みで6〜7kg前後なので、おそらく耐荷重は問題なさそうです。
早くこれを背負って山を歩きたい気持ちでいっぱい。
改善点
なんとか形にはなったものの、改善点は多いです。
①ショルダーストラップ
もう少し丁寧に、かつ綺麗に縫い合わせたかった。縫製に多少慣れた後なら、もう少し上手くできそう。
②チェストストラップ
本来はショルダーストラップのメッシュポケット下に縫い付けるはずが、手順を飛ばしてしまい、かつメッシュポケットをストラップに縫い付けてしまったせいで、ポケット上にレールを取り付けることになった。
使えなくもないけど、次回はちゃんとやりたい。
③縫代
ショルダーストラップ以外の縫代は大体ハーフインチ(約1.25cm)なので、大体1cmくらいで縫代をとっていたけど、あまりにアバウトに取りすぎてしまったため、特にショルダーストラップは生地が余分に余ってしまったり、ずれたりしてしまった。性格がでるけど、この辺りは正確にいきたいなと思った…
まとめ
ノリと勢いで作り始め、どうにか完成したバックパックは、言葉で言い表せないほど愛着が生まれて、これを背負って歩いた山道もこれまでと違う景色が広がっているかのように感じました。
メーカー品の様な完成度はないけれど、この世界に一つしかないオリジナルワンは山の大切な相棒になってくれそうです。
家庭用ミシンと、直線縫いと返し縫いしかできませんが、問題なく作れたので、興味ある人はぜひ挑戦してみてはどうでしょうかー?
Make Your Own Gear
Happy Trails!!
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