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【第1回】まさたその買ったレコード紹介 【REBECCA編】

こんたそ。
ネオンと昭和にひた走る男、まさたそだ😇

前回の記事で、ようやくレコードの環境が揃ったことを紹介できた。
というわけでいよいよ今回から、自身が購入したアナログレコードの紹介をしていきたいと思う。
記念すべき第1回は『REBECCA編』。
80’sを聴き漁っている中でみつけた、最もお気に入りのグループだ。

REBECCAとの邂逅

前回の記事でも語ったが、2年ほど前から、シティポップのプレイリストをきっかけに、80年代の日本の音楽にハマっていった。
その中でみつけた、一番グッとくる曲が『フレンズ』だった。
多分、Mステかなにかで聞き覚えがあったのだろうか、サブスクで初めてきいたときには、ぼんやりと、「あ~、これかこれか!!」と思い出していたのだが、
改めてしっかりと聴いてみると本当にかっこよくも切ない気分になる楽曲で、この曲をきっかけにどんどんとREBECCAの虜になっていった。

REBECCAは、かなり好みが分かれるバンドだと思う。
NOKKOのボーカルは、本当にクセが強く力強い。
最近の女性ヴォーカルで、NOKKOに近い唄い方をする人はいるだろうか。近いところでいえば椎名林檎やado?(最近の音楽事情に疎すぎる男😇💦)
NOKKOの唄い方に最も近い人といえば、シンディ・ローパーだろう。
"We Are The World"で一番目立つパートがあるあの女性だ。

この頃の溢れんばかりのエネルギーをもった女性ヴォーカルが好き、という人は結構多いのでは。そんな人は是非、他にもおすすめがあったら教えてほしい。(和モノメインだけどニューウェイブとかも大好物😇)

そしてレベッカのカッコよさでいえばやはりギターパートも欠かせない。
なんでか知らないけど最近の音楽では、ギターソロが敬遠される傾向があるらしい

だが俺は、サビの後にグッと入ってくるギターソロがむしろ大好きだ。
ポケモンでいえば『タイプ:ワイルド』の途中で入ってくるすごい主張の激しいギターソロ。あれいっちゃんすき。

REBECCAでも、『フレンズ』はもちろん、『CHERRY SHUFFLE』や『プライベートヒロイン』で途中に入ってくるギターのパートはかなり好みなので是非とも聴いて欲しい。

ではここからは、自分が買ったREBECCAのレコード盤を紹介していこうと思う。

記事執筆時点では、以下の6作のアルバムを入手している。

・VOICE PRINT
・Nothing To Lose
・WILD & HONEY
・REBECCA IV 〜Maybe Tomorrow〜
・TIME
・Poison

ベストアルバムやリミックスアルバム等を除き、全てのアルバムを揃えた、と言いたいところなのだが、実は7作目のアルバム『BLOND SAURUS』があり、これがなかなか見つかっていない状況だ。

そしてBLOND SAURUSに関しては、Youtube musicやamazon musicでも見当たらない。調べてみるとどうやらこのアルバムだけ、唯一サブスクの解禁がされていないのだそうだ。

折角あと1作でコンプというところまで集めたのだから最後のも集めてから書くのもありだが、上記6作に関してはサブスクを通じて何回も聴いてきてそれぞれに思い入れがある作品となっているので、
一旦サブスクが解禁されている全6アルバムを集めきったこのタイミングで、サブスクからREBECCAを知ったZ世代目線で(嫌な言い方😇💦)それぞれの作品について語っていきたいと思う。

※評価点を★5段階でつけているけど、あくまで自分の中での好みの問題でしかないので悪しからず。

VOICE PRINT

購入時の価格:380円

REBECCAの記念すべきファーストアルバムにして、自分が人生で初めて買ったアナログレコード。
レコードを集めてみたくて、とりあえず立ち寄った吉祥寺のdisk unionで見つけて、集めるからにはやっぱりまずはこれを最初に買わなければ、と購入した1枚だ。

初期のREBECCAは“シャケ”こと木暮武彦氏がリーダーで、かなりロック色が強いバンドだった。
世間的に売れたのはリーダーが土橋安騎夫氏に交代して、それこそさっきのシンディローパーみたいな、当時流行りのシンセポップ路線に切り替わってからであった。

個人的には、どちらの時期のREBECCAもそれぞれ別の良さがあって好き。

推し曲はやはり1曲目の『ウェラム・ボートクラブ』
とにかく勢いがあってカッコいい。

この頃のNOKKOのロック一直線で突っ走っている感じ。
これほどまでに勢いのある唄い方をする歌手が他にいるだろうか。
👆3分12秒あたりの凛々しい表情が最高に痺れる。

レコードプレイヤーを入手したときも、まず最初に『ウェラム・ボートクラブ』を再生した。😇📀♪

Nothing To Lose

帯なし 購入時の価格:693円


同じくシャケ時代のREBECCA。
STEFANIEや結接蘭 破接蘭もかなり好きな曲なんだけど、やはり一番の推しはヴァージニティー。

前述のウェラム・ボートクラブもだけど、REBECCA初期のNOKKOの映像からでしか摂取できない栄養がある😇…

このライブ映像のNOKKOは、なにかを掴みにいくかのような、手を前に出しながら歌うしぐさが好き。

一方で路線変更後のREBECCAのライブでは、全身を使った激しい動きで自分を表現しながら歌っている。元々NOKKOはバレリーナを目指していたらしい。

この後のライブ映像は、是非ともNOKKOの特有の動き方や仕草に注目して見てほしい。

WILD & HONEY

帯なし 購入時の価格:330円

3枚目のこのアルバムからシンセポップ路線に切り替わって、REBECCAは商業的に大きな成功を収めていくことになった。
ジャケ写からもわかるように、この頃から大きなリボンをつけて、女の子最高!みたいな、(次のアルバムでは『ガールズブラボー』という歌がある)
『活発な女の子』を強調するようなスタイルにバンドが切り替わった。

このアルバムの中では、フリーウェイシンフォニーもお気に入りだが、下のライブ映像がめっちゃ好きなので、今回はラブイズCashを推したい。

観客参加型のダンスパートから、エモすぎるギターでメロディーが再開するところがたまらなく好き…😇

REBECCA IV 〜Maybe Tomorrow〜

購入時の価格: 3080円

REBECCAの代表曲『フレンズ』を収録した、まさにREBECCAの究極のベストアルバム。
フレンズ以外にも、タイトルの『Maybe Tomorrow』をはじめ、全部名曲でジャケットのデザインも良くて、自分の中ではパーフェクトなアルバム。💯

このアルバムは本当にお気に入りで、レコードを買う前から、リマスター版のCDを見つけては買ったし、なんなら中古屋でカセット版を見つけてしまったのでそっちも買ってしまった。カセットの再生機器は、まだない…😇

持ちすぎぃ…😇

instrumentalの『光と影の誘惑も含めて、全ての曲が推し曲といきたいのだが、特筆してここでは76th Starを最推し曲にする。

76年に一度の、ハレー彗星が接近していた1985年。
かつては『不吉な星』とも呼ばれていた彗星をテーマに、こんなにも明るくチャーミーな楽曲ができてしまった。令和の今の時代になにかの彗星が接近して話題になり、曲が作られるとしたら、もっとこうロマンティックとか切ない路線とか、少なくとも『76th Star』のようなとにかく明るい曲にはならないんじゃないだろうか。
バブル前夜のときめきを感じる…(妄想しすぎか…?😇)

このライブではオリジナルの音源と違い、星が煌めくような効果音が入ってるところが良い。うる星やつらの歌とか、八神純子の『ポーラースター』にもあるんだけど、こういう宇宙的なサウンドが入ってる曲めっちゃ好こ。当時流行ったのかなぁ。

TIME

帯なし 購入時の価格: 380円  僕が映りこんでる…😇

『WHEN A WOMAN LOVES A MAN』から始まる名盤。

あくまで個人的に唯一いただけない点はジャケットのデザイン💦
アナログレコードはインテリアとしても所有感を満たしてくれる代物なので、普通にNOKKOが映っている写真がよかった😇💦

だが収録曲はどれも名曲で、
中での推し曲はなんといっても『LONELY BUTTERFLY』
このメロディーを聴くとどうしてこんなにも切ない気分になるのだろうか。
数多くあるREBECCAの名曲の中でも、なんというか、REBECCAの大きな魅力の一つである『ポップな曲調の中にある淋しさ』みたいなものを一番象徴している楽曲な気がする。 もっと正しい言語化がしたいが…🤔

『LONELY BUTTERFLY』の映像は、
このアルバムが発売されてすぐの1986年11月1日に行われた、早稲田大学学園祭でのステージから見てもらいたい。


このゲリラライブはまさに『伝説』と名高く、演奏の完成度合いもさながら、NOKKOの声量・表現力が凄すぎる。

まさにバブルがスタートする時期に、人気絶頂だったREBECCAがサプライズで学園祭にやってきて、至近距離で生演奏をする。
これほど最高のステージはそうそうないだろう。

現在23歳の自分は、もろにコロナ世代で、学園祭みたいなお祭りごとに参加することがなく、学生生活を終えてしまった。

とはいえ、自分のそれまでの性格や生き方を鑑みると、例えコロナがなかったとしても、100%青春を謳歌するような遊びをできずに、学生生活を終えていたはずだ。

むしろ、コロナをきっかけに、かつては当たり前だった、人々がクラブや音楽ライブなどの密集地に行ってはしゃぐ光景の映像をよくYoutubeでみるようになり、それこそ8-90年代のディスコブームの当時の映像に強い憧れを持つようになった。

そんな思いから、今の自分は、好きなジャンルの音楽が流れる夜のハコに行くようになり、DJの練習も少しずつだが始めている。

コロナのせいで失った青春。いや、失ったと“言い訳できる”青春とでもいうべきか。それを今から取り戻そうと、行動を起こしたいという同年代は多いだろう。

若者よ、俺と一緒にネオンと昭和に走らないか?😇ニチャア…

POISON

帯なし 購入時の価格: 680円

最後は『Maybe Tomorrow』の次にお気に入りのアルバム、『POISON』だ。
このアルバムも名曲ぞろいで、そのタイトルの如く、全体的に曲に少し毒々しさを感じさせるような、深みのあるアルバムだと思う。
(『CHERRY SHUFFLE』で中和されてる感😇)

推し曲は真夏の雨。台風の蒸し暑い真夏の日に是非とも聴いて欲しい。

最推しは真夏の雨だが、やっぱりこのアルバムを語るなら、『NERVOUS BUT GLAMOROUS』も外せない。

NOKKOのスゴさが一目でわかるライブ映像はやっぱりこれだと思う。
歌唱もダンスも完璧すぎやしないか。

『NERVOUS BUT GLAMOROUS』は“It's a SONY”の時代の、おそらく今のAppleよりも絶対的な勢いがあったであろう時代のCMに起用されていた。

今の時代、世間的にはとりあえずiPhoneを買っておけみたいな風潮はあると思うけど、そのポジションが当時は国産品のSONYだったのかな。

Back to the futureでも、マーティが『日本製は最高』と言っていたし、そんな状況で当時SONYの新型ウォークマンとかをいち早く入手して都会を歩いていた日本のイノベーターな若者たちはどれほど無敵な気分だったろうか。

もし逆張りandroidユーザーの俺がこの頃に生きていたとしても、多分AIWAあたりを使っていただろう…😇

まとめ


レコード紹介と銘打ったが、ほとんどライブ映像の紹介をしていた気がするので、最後に肝心のレコードの話をしたい。
最近のレコード再ブームによって、City Pop系をはじめとする名盤たちは軒並み価格が高騰しているが、REBECCAのレコード盤は、かなり安く入手できる。
自分の買った6作品のLP盤は、『Maybe Tomorrow』を除き、全て1000円以下で入手したのだが、傷などはなく、なんら問題なく再生ができた。

『Maybe Tomorrow』に関しても、やはり一番人気のアルバムだから高いのだろうと思っていたが、
たまたま最初に見つけて購入したのが、2017年発売の高音質の復刻版だったために値段が高かっただけで、後日行ったレコード屋で普通に500円くらいで当時のものが売っていた。

安くアルバムを入手できたのは嬉しい反面、やっぱり自分の中では、80年代で最も至高のアーティストであると思っているので、もっと再評価されるべきだと思うし、特に自分と同じ世代の人たちに聴いて欲しいと思っている。

いかがだっただろうか。
ほとんど自己満足のために書いているnoteではあると思うけど、
これをきっかけに1人でもREBECCAの魅力に共感してくれる人が居てくれたら十分だ。

ではでは、最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
次のレコード紹介は、“菊池桃子編”を予定しています。
また次の記事で会いましょう😇




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