【COFFEE】『フォンチブレンド』に使用されるスペシャルティコーヒーとは
スペシャルティコーヒーが生まれた背景
スペシャルティコーヒーという表現は1970年代のアメリカで登場しました。
コーヒーは世界中で多くの人に愛され、アメリカを始めとする多くの国で大量消費される時代が続いていました。
消費者に安価なコーヒーを提供することが最優先とされ、コーヒーが低価格化
その結果、
生産者に渡る賃金も低下してコーヒー農家が減り、
人手をかけられないことから品質が悪化し、
消費者のコーヒー離れを引き起こしました。
このことから、コーヒー農園を守り高品質なコーヒー豆の生産環境を整えることが、コーヒー消費者のメリットにもなるとして、スペシャルティコーヒーという概念が生まれました。
スペシャルティコーヒーは、生産者と消費者の双方に利益をもたらすコーヒーであり、
生産者を害することなく良質な生産体制を維持すると言う目的があります。
そして、コーヒー農園が継続的に安定した栽培を続けられる状態、サスティナビリティを大切にしています。
スペシャルティコーヒーにおけるサスティナビリティとは、コーヒー農園の利益を守るだけではなく、自然環境への配慮も含まれています。
また、スペシャルティコーヒーはカップの中の風味が素晴らしい美味しさであるために、コーヒーの豆(種子)からカップまでの総ての段階において一貫した体制・工程・品質管理が徹底していることが必須ですので、製品として市場に出るまで多くの労働力を必要とします。
スペシャルティコーヒーは生産地や豆の品種、生産方法によってそれぞれ個性の強い風味に仕上がります。
まとめ
筆者はスペシャルティコーヒーの存在を知り、豆からカップに淹れられるまで、栽培から抽出まで、携わる人達の"こだわり"を意識するようになり、コーヒーの楽しみ方がより一層広がりました。スペシャルティコーヒーの背景を知ることは、いつものコーヒー休憩を贅沢にしてくれるものだと思い記事にまとめました。
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