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学校教育での ChatGPT 利用の効果と影響

人工知能の一種であるChatGPTは、今や社会に大きな影響を与えています。その影響は学校教育にも及び、今後ますます重要な存在となっていくことが予想されます。ChatGPTを適切に活用することでよい影響を生み出すことができますが、逆に悪い影響を受ける可能性もあるため注意が必要です。そのヒントを得るために、ChatGPTと対話してみました。GPT-4 モデルを使用しています。

🙋🏻‍♂️私

ChatGPTを学校教育で利用することの効果や影響について順を追って考えていきたいと思います。まず、効果について1つ挙げてください。

🤖ChatGPT

効果1: 個別化された学習サポート
ChatGPTを学校教育で利用することにより、生徒一人ひとりに対して個別化された学習サポートが提供できるようになります。生徒はそれぞれ異なる学習スタイルや理解度を持っていますが、AIを活用することで、各生徒が必要とする質問や説明に応じたサポートが可能になり、効率的な学習が実現できます。この結果、学習者の理解度の向上やモチベーションの維持が期待できます。

🙋🏻‍♂️私

それは確かにそうですね。ただ、生徒が個別学習で一定の成果を挙げられるのなら、学校に集まって集団で学習することの意味はなくなるのではないでしょうか。

🤖ChatGPT

集団で学習することには、個別学習では得られない様々な利点があります。以下にいくつかのポイントを挙げます。

  1. 社会性の育成:学校では、生徒たちが互いに協力し合ったり、コミュニケーションをとりながら学ぶことで、チームワークや問題解決能力、コミュニケーションスキルを身につけることができます。これらのスキルは、将来の職業や人間関係において非常に重要です。

  2. 競争意識の醸成:集団で学習することで、自分と他者との比較を通じて競争意識を持つことができます。適度な競争意識は、生徒のやる気を引き出し、学習に対する意欲を高める効果があります。

  3. 多様な視点・意見の共有:集団での学習では、さまざまな背景や考え方を持つ生徒たちが一緒に学ぶことで、多様な視点や意見が共有されます。これにより、生徒は他者の考え方や価値観を理解し、柔軟な思考力や対話力を身につけることができます。

したがって、個別学習と集団学習はそれぞれ異なる利点があり、バランスよく組み合わせることで最も効果的な学習が実現されると考えられます。ChatGPTを教育現場で活用することで、個別化された学習サポートを提供しつつ、集団での学びの重要性も維持することができるでしょう。

🙋🏻‍♂️私

なるほど。ただ、競争意識をもたせることによって意欲を引き出そうとすると、生徒によっては競争に負け続けてしまい学習性無力感をもたせてしまう場合があります。どう考えますか。

🤖ChatGPT

確かに、競争意識が過剰になると、学習性無力感を感じる生徒が出てくることがあります。そのため、教育現場では競争と協力のバランスが重要です。以下に、競争意識と学習性無力感の問題に対処する方法をいくつか挙げます。

  1. 目標設定の見直し:生徒には、自分自身との競争を促す目標設定を行わせることが有益です。自己評価や自己成長を重視することで、生徒は他者との比較ではなく、自分自身の進歩を重要視するようになります。

  2. 個々の能力や才能の評価:全ての生徒が同じ分野で同じように優れているわけではありません。教師は、それぞれの生徒が持つ才能や強みに焦点を当て、個別の成果や努力を評価することが大切です。

  3. 協力的な学習活動:競争だけでなく、協力的な学習活動を取り入れることで、生徒は互いに助け合い、共同で問題を解決することを学びます。これにより、競争によるプレッシャーや学習性無力感を緩和できます。

  4. サポート体制の充実:学習性無力感を感じる生徒に対して、適切なサポートを提供することが重要です。教師や学習支援員、そしてChatGPTのようなAIアシスタントを活用して、個別の学習ニーズに対応したサポートを提供することで、生徒の自信回復や学習意欲の向上を促すことができます。

競争と協力を適切なバランスで取り入れることで、生徒の学習意欲を維持しつつ、学習性無力感を軽減することができるでしょう。

🙋🏻‍♂️私

協力とのバランスや教育的な価値を考慮した上で、競争し互いに切磋琢磨し合う場面を設定することが必要だということですね。では、次の効果を1つ挙げてください。

🤖ChatGPT

効果2: 学習効率の向上
ChatGPTを学校教育で利用することにより、学習効率が向上します。AIアシスタントがリアルタイムで質問に答えたり、適切なリソースや解説を提供することで、生徒は自分が抱える疑問や課題を迅速に解決できます。
また、教師はChatGPTを活用して、授業の準備や資料作成の効率化ができます。AIアシスタントが関連情報の検索や整理をサポートすることで、教師はより効果的な授業を提供できるようになります。
さらに、ChatGPTは学習者の進捗や理解度を追跡し、個別の学習プランを提案することができます。これにより、生徒は自分に適したペースで学習を進めることができ、結果として学習効率が向上します。
効果的な学習サポートが提供されることで、生徒の理解が深まり、学習目標の達成が容易になることが期待できます。

🙋🏻‍♂️私

生徒にとってすぐに質問の回答が得られるのは効率的ですね。しかし一方で自分から質問するのは難しい生徒もいます。自分では何がわからないかがわからないという場合です。そのような生徒にとっては効率化にはつながらないのではありませんか。

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確かに、自分で質問を立てることが難しい生徒もいます。そのような生徒に対しても効果的な学習サポートを提供するために、以下のようなアプローチが考えられます。

  1. 問題発見のサポート:教師やAIアシスタントは、生徒の学習過程を観察し、理解度の低い部分や課題を見つけ出すことができます。例えば、ChatGPTは生徒の作成したレポートや宿題、テストの結果を分析し、苦手な分野や概念を特定することができます。

  2. 誘導的な質問:教師やAIアシスタントが生徒に誘導的な質問を投げかけることで、生徒自身が問題点や疑問を認識しやすくなります。この方法は、生徒が自分で質問を立てる力を育むことにもつながります。

  3. グループワークやディスカッション:生徒同士で協力して学習する場を設けることで、互いに質問し合ったり、考えを共有することができます。このような活動は、自分では気づかなかった疑問や課題を発見する機会にもなります。

  4. 学習プロセスのサポート:ChatGPTは、生徒が学習プロセスを進める上で、適切な段階ごとの指導や説明を提供することができます。このような段階的な指導により、生徒が自分が何を学ぶべきか、次にどのようなステップが必要かを把握しやすくなります。

これらのアプローチを通じて、自分で質問を立てるのが難しい生徒でも、効果的な学習サポートを受けることができます。ChatGPTを活用した教育では、個々の生徒のニーズに対応した柔軟な支援が可能となり、効率化につながることが期待できます。

🙋🏻‍♂️私

教師の役割もこれまでとは変わってくることになりそうですね。学校教育でChatGPTを利用することが当たり前になったときに、これまでよりも重要になる教師の役割とはどのようなものが考えられるでしょうか。

🤖ChatGPT

学校教育でChatGPTのようなAIアシスタントが普及した場合、教師の役割はより重要で多様なものに変化するでしょう。以下に、そのような状況で特に重要になる教師の役割をいくつか挙げます。

  1. 学習の促進者:教師は、生徒が自己学習やAIアシスタントを活用する学習に積極的に参加するよう促す役割を担います。これには、生徒の興味や関心に応じた学習環境を整えることも含まれます。

  2. 学習のガイド:教師は生徒の学習プロセスを適切に導く役割を果たします。AIアシスタントが提供する情報やリソースを適切に活用し、生徒が目標に向かって効果的に学ぶためのサポートを提供します。

  3. 人間性や倫理の教育:AIアシスタントは情報や知識を提供できますが、人間性や倫理、価値観の教育は教師が担うべき重要な役割です。教師は生徒との対話やディスカッションを通じて、これらの重要な要素を教えることができます。

  4. 評価とフィードバック:教師は、生徒の学習成果を評価し、適切なフィードバックを提供する役割を担います。AIアシスタントが提供するデータや分析結果を活用しつつ、生徒一人ひとりの成長や努力を正確に評価し、今後の学習への指針を示します。

  5. 社会性の育成:教師は、生徒間のコミュニケーションや協力を促す活動を企画・実施する役割を担います。これにより、生徒はチームワークや問題解決能力、コミュニケーションスキルを身につけることができます。

これらの役割は、教師の専門性や人間としての資質が重要になる領域であり、AIアシスタントには代替できないものです。教師は、AIアシスタントと協力しながら、より質の高い教育を提供するために、教育環境の整備や生徒とのコミュニケーション、学習のサポートに専念することができます。AIアシスタントが情報提供や学習支援を行うことで、教師は生徒一人ひとりのニーズに対応した指導や、感情や人間性に関連する教育に重点を置くことができます。
また、教師は生徒との信頼関係を築くための役割も担います。生徒の悩みや相談に耳を傾け、適切なアドバイスや励ましを提供することで、生徒が学習に対する意欲や自信を持つことができます。このような教師の役割は、AIアシスタントが代替できない重要な部分であり、教師の存在が引き続き不可欠であることを示しています。

🙋🏻‍♂️私

では、今度は懸念される影響について考えていきます。1つ挙げてください。

🤖ChatGPT

懸念される影響1:デジタルデバイドの拡大
学校教育でChatGPTのようなAIアシスタントが広く利用されるようになると、デジタルデバイドの問題が深刻化する可能性があります。デジタルデバイドとは、情報通信技術(ICT)へのアクセスや利用能力に格差が生じることを指します。
すべての学校や生徒がAIアシスタントにアクセスできるわけではなく、経済的な制約やインフラの整備度によって、学校や生徒間で利用状況に大きな差が生じることが予想されます。その結果、AIアシスタントを活用できる生徒は学習効率や成績が向上する一方で、そうでない生徒は取り残される可能性があります。
このデジタルデバイドが拡大することで、教育の機会均等が損なわれ、社会全体の格差がさらに広がる恐れがあります。そのため、AIアシスタントを学校教育で導入する際には、デジタルデバイドの問題に対処するための施策やサポートが必要となります。

🙋🏻‍♂️私

環境や機材のような外部要因を整備したとしても、個々の生徒の能力によって利用状況に格差が生じることが考えられます。そのような格差をできるだけ小さくする手立てはあるのでしょうか。

🤖ChatGPT

個々の生徒の能力によって利用状況に格差が生じる問題に対処するためには、以下のようなアプローチが考えられます。

  1. ユーザーフレンドリーなインターフェース:AIアシスタントのインターフェースをできるだけシンプルで分かりやすくすることで、技術的なスキルが低い生徒でも簡単にアクセスし、利用することができます。

  2. 初心者向けのサポート:AIアシスタントを使い始める生徒に対して、初心者向けのガイドやチュートリアルを提供することで、生徒がAIアシスタントの使い方や機能を理解しやすくなります。

  3. 個別指導の充実:教師が生徒一人ひとりの学習状況やニーズに応じて個別に指導を行うことで、生徒がAIアシスタントの利用に慣れる手助けをします。また、生徒同士の協力を促すことで、互いにサポートし合い、技術的なスキルや知識の格差を埋めることができます。

  4. 継続的なスキル向上プログラム:AIアシスタントの活用を含むデジタルスキルの向上を目指す継続的な教育プログラムを提供し、生徒が必要なスキルを身につける機会を提供します。

  5. 教師によるフォローアップ:教師が生徒のAIアシスタント利用状況を定期的にチェックし、適切なサポートや指導を行います。こうすることで、生徒がAIアシスタントを適切に活用できているかどうかを確認し、必要に応じて適切なサポートを提供できます。

これらの取り組みにより、生徒の能力による利用状況の格差をできるだけ小さくすることが可能です。ただし、完全に格差をなくすことは難しいため、教育者や関係者は常に生徒の状況を把握し、適切なサポートを提供することが重要です。

🙋🏻‍♂️私

教師個人が対応できる部分と、しくみを整えなくてはならない部分があることがわかりました。では、次の影響を1つ挙げてください。

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懸念される影響2:生徒の独創性や批判的思考力の低下
AIアシスタントが情報検索や解答を瞬時に提供できることは、学習効率の向上につながりますが、一方で生徒の独創性や批判的思考力が低下する恐れがあります。生徒がAIアシスタントに頼りすぎることで、自ら調べたり、問題解決のために創造的なアプローチを考えたりする機会が減少する可能性があります。
また、AIアシスタントが提供する情報や解答に対して、批判的に考える能力も低下するかもしれません。生徒はAIアシスタントの回答を鵜呑みにしてしまい、情報の正確性や信憑性を疑問視することが少なくなる可能性があります。
これらの問題に対処するためには、教育者が以下のような取り組みを行うことが重要です。

  1. 独創性や批判的思考力を育むカリキュラムの導入:教育プログラムに、独創性や批判的思考力を重視した内容を組み込みます。例えば、ディベートやプロジェクトベースの学習など、生徒が自分の意見を構築し、他者の意見と比較・検討する機会を提供します。

  2. AIアシスタントの適切な利用方法の指導:教師は生徒に、AIアシスタントを適切に利用する方法を指導します。AIアシスタントは学習の手助けであることを理解し、自らの努力や創造性を大切にする意識を育てます。

  3. 情報リテラシーの向上:生徒が様々な情報源から得た情報を批判的に評価し、正確な判断ができるように、情報リテラシー教育を強化します。

これらの取り組みを通じて、生徒がAIアシスタントを適切に活用しながら、独創性や批判的思考力を向上させることができます。

🙋🏻‍♂️私

だとすると、独創性や批判的思考力がある程度育ってくる年齢にならないと弊害が大きいということになりそうですね。自分自身でまとまった文章が書ける力が未熟なうちにChatGPTで文章を生成することに慣れてしまうことには問題がありそうです。生徒が自分一人でChatGPTを使うのは何歳ぐらいからが適切でしょうか。

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適切な年齢は一概に決めることは難しいですが、一般的に中学生(12歳~13歳)以上が適切とされることが多いです。その理由は、この年齢になると基本的な読み書きや調査スキルが身についているため、AIアシスタントを適切に活用できる可能性が高くなります。
しかし、年齢だけでなく、生徒の個々の能力や成熟度も考慮する必要があります。一部の小学生でも十分にAIアシスタントを活用できる場合がありますし、中学生以上でも適切な利用が難しい場合もあります。重要なのは、生徒が自分で考える力や問題解決能力を育てることで、AIアシスタントを適切に活用できるようになることです。
また、年齢に関わらず、AIアシスタントの利用には教師や保護者のサポートが重要です。特に初めてAIアシスタントを使う生徒に対しては、適切な使い方や情報の評価方法を指導し、独創性や批判的思考力を損なわないようにサポートすることが必要です。

🙋🏻‍♂️私

初めてAIアシスタントを使う生徒に適切な使い方の指導をする際にはどのようなことに気を付けたらよいでしょうか。

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初めてAIアシスタントを使う生徒に適切な使い方を指導する際には、以下の点に気を付けると良いでしょう。

  1. 目的の明確化:生徒に、AIアシスタントを利用する目的や目標を明確に伝えます。例えば、情報検索や宿題の手助けなど、具体的な目的を設定することで、生徒がAIアシスタントの役割を理解しやすくなります。

  2. ユーザーフレンドリーなインターフェースの利用:操作が簡単で分かりやすいインターフェースを選択し、生徒がAIアシスタントを使い始めやすい環境を整えます。

  3. 操作方法の説明とデモンストレーション:生徒にAIアシスタントの基本的な操作方法を説明し、実際にデモンストレーションを行います。これにより、生徒が操作方法を覚えやすくなります。

  4. 情報リテラシーの指導:生徒が得た情報を正確に評価できるよう、情報リテラシーに関する知識やスキルを教えます。AIアシスタントが提供する情報が必ずしも正確であるとは限らないことを理解させ、他の情報源と照らし合わせることの重要性を伝えます。

  5. 独創性と批判的思考力の育成:AIアシスタントを利用することで得られる情報や知識をもとに、生徒が自らの意見やアイデアを形成する力を育てることが重要です。ディベートやプロジェクトベースの学習など、独創性や批判的思考力を育む活動を通じて、生徒にAIアシスタントを適切に利用する方法を学ばせます。

  6. フォローアップとフィードバック:生徒がAIアシスタントを利用した後、その結果や過程についてフォローアップを行い、適切なフィードバックを提供します。これにより、生徒が自分の学習方法やAIアシスタントの利用方法を改善できるようになります。

これらの指導方法を取り入れることで、生徒がAIアシスタントを効果的かつ適切に利用できるようになります。さらに、教師や保護者は定期的に生徒のAIアシスタントの利用状況をチェックし、適宜指導やアドバイスを行うことが重要です。これにより、生徒が独創性や批判的思考力を損なわずに、AIアシスタントを効果的に活用するスキルを継続的に向上させることができます。

🙋🏻‍♂️私

学校教育での利用について考える上でよいヒントや観点を提示してもらいました。ありがとう。

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