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コードクリサリスCEOのKaniの想い

今日コードクリサリスCEOのKaniと話していてとても面白い話を聴けました。

Kaniは東京農工大学で機械工学を勉強して卒業しており、元々はハードウェアエンジニアです。今でも動くものを作ることが大好きと言っていて、実際にIoTものを作ってるのを見たことがあります。

しかもそのときは作る!と宣言して1ヶ月後くらいの話かと思ったら2日後くらいにはもうMVPができあがっていたので、あらためてまずやってみる精神をしっかり体現されていて思わず心の中で脱帽しました(この精神がまさにコードクリサリスで徹底的に教えられる精神でもあります)。

話がそれましたが、1990年代までは日本はハードウェアで世界と戦っていたし、その品質の良さで席巻していました。日本がものづくり大国と言われる所以です。

その頃まさに1990年代にインターネットが登場しました。アメリカはその後しっかりとソフトウェアエンジニアリングを産業の中心に据えることに成功。象徴的な一つの例がIBMです。もともとIBMはハードウェアで成功していましたが、その後にソフトウェア中心に変わる改革をして成功しています。私は最近のマイクロソフトも元々はPCやサーバに限りなく近い存在であるOS中心から、最近のクラウドサービス、Office365等々へのソフトウェアへの転換も同じことではないかと考えました。最近では中国でもソフトウェアエンジニアリングの力でどんどん新しいサービスを生み出しているし、世界を見渡すとどの国でもそうです。

しかし日本はこれに取り残されているのではないかというのが仮説です。決してハードウェアを馬鹿にしているわけではない。たしかにハードウェアも素晴らしい技術なのです。しかしもう様々な国の様々な会社が素晴らしい品質のハードウェアを安く開発できるようになりコモディティ化している。そうするとハードウェアだけでは伸びは期待できません。そこでソフトウェア中心へ転換することで、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせ、さらにはソフトウェアとソフトウェアの組み合わせによるオリジナリティを生み出せるわけです。

日本はよく新たなものを生み出すことは比較的不得意だが、すでにあるものを組み合わせたり改良したりすることは得意と言われます。すでにソフトウェアは世界で産業の中心になっている。組み合わせたり改良したりする材料はこれでもかというくらい揃っているわけです。じゃあなんで日本もソフトウェアを中心に置いて、再び世界を席巻できないの?できるでしょ!というのがコードクリサリスの考えです。

そしてここにもう一つ提言しなければならないのが英語の壁です。インターネットがもたらしたのは言うまでもなく境界線の破壊です。境界線がないソフトウェアエンジニアリングでもう一度世界を席巻しようと思ったら、言うまでもなく英語は必要なわけです。なぜか。それは日本語でいくら魅力を訴えても、もしそれが魅力的でも、日本語ではリーチできる人の絶対数が少なすぎるからです。

周囲に中国や韓国出身の方がいたら英語を話しているところを見てみてください。東南アジア出身の方でもどこの国出身の方でも良い。どれだけ英語を上手に話せることか。それは世界中の国々の人が、もはや英語を話せないと世界を股にかけたサービス展開ができないことを知っているからです。

日本は教育に英語を組み込んでいるけれども、言葉の本当の目的であるコミュニケーションに英語を使えていない。学生時代の時間の投資を回収できていないというミクロな問題でもあるし、日本が世界で戦うことを阻んでいるマクロの問題でもあります。

ここにコードクリサリスは貢献したい。ミクロで言えば個人をソフトスキルも十分な真のフルスタックソフトウェアエンジニアにすること、つまり個人のエンパワーメント。マクロに言えば日本をもう一度世界でプレゼンスの高い国にすること。これがコードクリサリスのミッションです。

今日はマクロな観点でコードクリサリスの想いを書きました。コードクリサリスに興味のある方はぜひご連絡ください。

写真の補足

ちなみに写真は大真面目にジョーキングしている写真ですが、私はコードクリサリスのStay foolishなところも大好きです。毎日笑いにあふれているからこそ、クリエイティブな学校になっています。

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