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前田裕二×箕輪厚介に学ぶ『新時代のヒットの生み出し方』と考察#4

皆様、おはようございます。年末年始にマサズブートキャンプを
自主開講し、今にも自主閉校 しそうなくらい体がバキバキでございます。
新しく試している生活習慣をしっかり習慣化まで持ち込みたいです。

さて、今日はこの方々のスペシャル対談をまとめとこうかと!
2018年12月24日に誕生した前田裕二著『メモの魔力』の発売2周年記念として、2020年12月24日に前田裕二×箕輪厚介の対談イベントが開催されました。まとめ遅れましたがしっかりと血肉にしたく!

テーマはズバリ『新時代のヒットの生み出し方』です。
自分なりの考察と今後の実行も踏まえて書いていきます。

もくじ
1.今後のコンテンツヒットの法則
2.「NiziU」から読み取れるヒット法則
3.エモを生み出す
4.まとめ

1.今後のコンテンツヒットの法則
まず箕輪さんが考える現状は、コンテンツをヒットさせるためには『コミュニティ作りが欠かせない』というのはコロナ前と変わっていそうです。
本を出して終わりではなく、『メモの魔力』の周りにコミュニティが発生し、「読者ー前田さん」という縦の繋がりだけでなく「読者ー読者」という横の繋がりができているように。

そのような環境を作る第一歩はリアルで会うことで踏み出せると箕輪さんは考えます。しかしコロナの状況下ではリアルでイベントを開いたりするのが難しくなってしまいました。なのでコンテンツをヒットさせるためのコミュニティ作りは今難しくなっていると箕輪さんは分析していました。

一方で前田さんは、コロナがあったからこそ判明した新しいヒットの法則もあるのだと話していました。例として上がったのは、今年リアルなイベントなど一切なしで流行したグループ「NiziU」。「NiziU」や今年ヒットしたものには共通して見られる点が3つあるとのことです。

下記引用はそれはそれは完璧に対談の模様がまとめられているので超おすすめ記事です!天才かと思いました!

https://bobisummer.com/how-to-produce-hits-by-yuji-maeda/

2.「NiziU」から読み取れるヒット法則

(1)チケットがあり、語れる
リアルでもSNS上でも、そのコンテンツについて語る場が必要ということ。これはコロナ以前も同じだったかもしれません。しかし今より顕著になっているのは「チケット」の重要性です。例えば『メモの魔力』もそうです。普通の会話の中で「抽象化が〜」「転用が〜」という話が出てくるのは『メモの魔力』を読んでいるからで、読んだことがない人は一般的な会話における「抽象化」「転用」という言葉の意味がわかりません。

→要は共通言語があるからそれを話題に盛り上がれるということです。
太古の昔、ホモ・サピエンスは言葉を操ることにより、丘の上の木に雷が落ちて、燃え盛る木々を見て、『ここには神の力がある!ウホーー神の村!神の村!』とか言ってだろうから、やってることは変わらないんだろうなー。

(話は前田さんに戻ります)同じく鬼滅の刃で例えるならば、「鬼滅の刃を読んでいなければ、おしぼりをこうやっても何のことかわかりませんよね」と禰豆子のマネをする前田さん。つまり『メモの魔力』という本が、その会話やコミュニティに入るための「チケット」になっているのです。NiziUもスッキリを見ていた人が「マユカがさ〜」みたいな会話をできるわけです。知らない人も「なにそれ面白そう」「同じ話で盛り上がりたい」とNiziUのコンテンツを見にいくようになるということですね。

(2)キャズムラインまで力技でもっていく
キャズム理論というマーケティングの用語があり、プロダクトがヒットする過程は大きく5つに分けられるというものです。
今年ヒットが爆発的となった「鬼滅の刃」で説明するとこんな感じでヒットになったと考えられます(あくまでぼく=前田さんの個人的分析です)。

①イノベーター=毎週少年ジャンプを読んでいるコアな漫画好きが「なんか面白い漫画見つけたぞ」と一部で話題に。
②アーリーアダプター=「なんか面白い漫画あるらしいぞ」と漫画好きに幅広く知れ渡る。アニメ化も決定してメディア露出も増えはじめる。
③アーリーマジョリティ=「アニメのクオリティがすごいらしい」と漫画好き以外の人にも知れ渡る。Netflixへの配給などでより幅広い層に定着。
④レイトマジョリティ=「すごい映画がやってるみたい」と漫画やTVアニメシリーズで見たことがない人たちまで反応。親の影響で見始めた子どもや学校の話題であがるために見る子達も増える。
⑤ラガード=興行収入1位を塗り替えると話題になり「どれどれどんなもんか」と特別な興味はないが見に行く。

この②と③の間にあるのが前田さんの言う「キャズムライン」です。とりあえず感度が高い人に刺さるようなコンテンツを作り、その認知を広げていくというプロセスが重要になります。

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キャズムライン参考
https://cyber-synapse.com/dictionary/ja-ka/chasm-theory.html

→これは私の考察ですが、鬼滅の刃はその人気もさることながら3点バズった理由があるのかな〜と思ってます。
①ジャンプの2大巨塔ワンピースと、NARUTOがあり、NARUTOが終わって売り上げが落ちる予想だったかつ、鬼滅とハイキューがフィナーレに向かっていた。
②ここで、鬼滅の刃に広告費用を集中投下!電車や街中の看板広告で見ない日はないくらい盛り上がった。
③鬼滅の刃の作者は女性で、女性人気、剣を使って鬼を倒す(昔でいう桃太郎)は子供への人気、女性層の口コミ拡散、ファミリー層へ火がつく。

というような要因があったのではないかと考えています。

(本文に戻ります。)
まず「NiziU」の場合は地上波の帯番組「スッキリ」であれだけ大きく取り上げられました。これは「偶像」側のアクションであり、箕輪さんが言うところの「空中戦」です。一方でテレビや本などのメジャー流通に乗せて、まずは力技でキャズムラインを超えるということです。「鬼滅の刃」も少年ジャンプという最も売れる漫画誌に連載されたという点がキャズムラインを越えた大きな要因でしょう。『メモの魔力』も「アナザースカイ」や「しゃべくり007」に前田さんが出演してから、また一段と認知度が高まった印象です。

3.エモを生み出す
今後コンテンツをヒットさせるためには「エモさ」の意識が不可欠だと言います。この「エモ」を生むためには以下の3つの要素が必要です。

(1)プロセスを見せる
NiziUの場合、デビュー前の様子を徹底的にコンテンツ化しました。スッキリで流されていたオーディションまでの様子は全てプロセスそのものでした。デビューしたアイドルがステージ上でいきなりライブをしても、今の時代はなかなかファンはつきにくいでしょう。箕輪さんが出した格闘家の例もそうでしょう。今まではリング上での試合が全てだった格闘家ですが、今ではYouTuberとなり、彼らの生活そのものがコンテンツ化しています。このようにプロセスを見せることで身近に感じ、ステージ上、リング上での偶像性がより際立つのがポイントです。「身近と偶像の幅を揺さぶる」ということが今後のキーワードになるでしょう。→GAP萌え的な感じ?

(2)意図的に感情を揺さぶる
コロナ発生後、人の感情はふれやすくなっていると前田さんは分析します。そこを意図的に狙うことでファンの琴線に触れるのです。J.Y. Parkの言葉やメンバーが経験する悔しさなど、人が感動できるように編集されていた点がNiziUヒットに大きく貢献したと言います。

(3)継続性
そして「エモ」を生み出すために欠かせない最後のポイントが継続性です。NiziUが長期的にスッキリにて取り上げられていたことで、視聴者はメンバーたちをより身近な存在として認識するようになりました。「○○ちゃんがんばれ」というように身内を応援するかのように見ていた人も少なくないでしょう。一度のライブやテレビ出演だと、これほどの身近さを感じることが難しいのです。継続して見せることで身近に感じてもらい、次にステージに立つときに見る偶像性とのギャップはとても大きなものになります。この「身近と偶像の幅」が大きいほど、ファンが感じる魅力も大きくなるのです。
 
4.まとめ
途中考察挟んでいましたが、最後に考察とじゃあ自分にどう当てはめるかというところで締めくくりたいと思います。結論から伝えると、よりコアで熱量の高いコミュニティが多数存在する形になると予想しています。

理由としては、メディア数の増大、多様化によって昔のようにメディアがTVだけではなくなり、それでも依存したい人間は誰が言ったかとかどのメディアが発信しているかということを信じるようになるということです。

例えば、自分の興味のない分野、例えばYOUTUberチャンネル登録者数50万人!とか言われてもテレビしか見ない人だと誰?その人?だけれど実はその日は武道館ライブを成功させている!といった一部コアファンの熱狂が起こっていたりする現象が加速する。

最近の調査でどうやら現在あるYOUTUBEを全て見ると0〜82歳までかかるらしいです(笑)

もう、これに対してはもうコメントすらしたくない(笑)
とにかく情報多すぎ!お腹いっぱい!ってことです。

自分ごとでどう当てはめるかに関しては、自分のアウトプットをコンテンツで考えると今の段階では、①のイノベーターですらない状態なので、

自分の興味関心が落ちないこと熱狂(人の興味の探求、PRの面白さ、
アニメ漫画のストーリー)この辺りを自分なりの言葉で発信し続ける
ことと、その中での誰にもわからないような小さな実験を繰り返す。あとは、その中で何が自分の快なのかを因数分解し続けて、ワクワクしている状態を24時間中何時間作れるかということにフォーカスしていきます!

あとは、神頼み!笑

ということで本日は終わりですー。そろそろ仕事始まりかと思いますが、
今日も一日楽しんでいきましょー!

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