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チャナダール入り洋風雑穀粥

 お粥は食欲がないときや消化がいいものを求められるときに最適ですが、お粥一品だけで食事をするとか、しなければならないとかいうときには少し物足りない気がします。白米ではなく玄米を使い、根菜をたくさん入れるとかなり満足感がありますが、体は健康元気いっぱい、抜歯後といった特別な状況でなければ何でもオーケーというときには満足感が満たされないのは事実だし、栄養という点でもちょっとバランスがよくないような気がします。
 そこで考えたのがこの雑穀粥です。豆、今回はチャンダールを加えることでタンパク質を増やして、米ではなく雑穀にすることで他の栄養素も多く摂取できるのではないかというのが理由です。栄養面を度外視したとしても満腹感、腹持ちの良さ、より味に深みが出て飽きがこないという点で満足感が増すことは確かです。
 今回はひよこ豆の皮を取って割ったインドのチャンダールを使いましたが、豆であれば何でもかまわないと思います。ただ豆を使う場合は水でもどす必要が出てきます。もどす時間が少ない小さな豆、たとえば小豆みたいなのを使うと簡単だと思います。先に別に調理してしまってもかまいません。雑穀は白と赤のキヌア、ミレット(キビ?)、ファロ(イタリアのサラダなどに使われる小麦の1種)を使いましたが、これも雑穀であれば何でもかまわないし、何種類使ってもいいと思います。ただ種類が多いと栄養面で互いの欠点を補えるのではないでしょうか。味という点でも種類が多いほうがコクが出るような気がします。

材料
4~6人分
オリーブ油:大さじ2/玉ネギ:中1個(みじん切り)/セロリ:1本(みじん切り)/ニンニク:2~4粒:みじん切り/パプリカパウダー:小さじ1/ドライオレガノ:小さじ1/2/雑穀(数種類をミックス):200~250ml/豆(今回はチャンダール使用):80g/チキンスープ(ブイヨンなど):1000ml/水:適宜/人参:1本(1㎝サイコロ)/スイートポテトまたはサツマイモ:中1/2個(1㎝サイコロ)/ジャガイモ:中1個(1㎝サイコロ)/イタリアンパセリ:適宜(みじん切り)/塩胡椒:適宜
 
作り方
1.鍋でオリーブ油を熱し、玉ネギ、セロリ、ニンニクを加えて玉ねぎが透き通るまで炒めます。
2.パプリカ、オレガノ、雑穀、豆を加えてザっと混ぜたらスープを注いで沸騰したら弱火にして豆が柔らかくなるまで煮ます。ダール以外の豆を使う場合は前もって水でもどしておいてください。スープの量だけでは水分が少ないと思うので水分が足りなくなったらその都度100mlくらいの水を加えてください。
3.雑穀が粥状になり、豆が柔らかくなったら野菜を加えて火が通るまでさらに弱火で煮ます。
4.すべて煮え、水分がほとんどなくなったら塩と胡椒で味を調えます。
最後にパセリのみじん切りを散らして完成。

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