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シェイクスピアを演じるコツは、シェイクスピアを観ること

シェイクスピアをやってみたけれど、うまくできなかった。
演じ方がいまいち分からない方のために、メルボルンで2演目をやった経験からのアドバイスです。

noteで記事を書き始めておよそ2ヶ月になり、文章を書くことが週末の楽しみになってきました。

同時に、継続して投稿し続けることがこんなに大変なんだと実感しています。

書き始めたときは、ある程度長文で、オーディション対策の記事ではHow To動画を載せようと考えていましたが、

本職の傍らなかなか時間がなく、週末に書く記事も短いものになってきてしましました。

どこかのタイミングで本腰を入れた記事を書くつもりでいますが、それまでの間は小ネタで継続して投稿したいと考えています。

さて、今回のテーマは「シェイクスピアをどう演じたらいいか」です。

はじめてのシェイクスピア

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僕がはじめてシェイクスピアを演じたのは、当時通っていた東京のワークショップでした。

戯曲は「マクベス」で、ダンカンを殺害した後のマクベス夫人とのシーンです。

和訳でやっていましたが、日常生活で使うことのない堅い言葉の連続、王様やなんやら、演じるには自分とかけ離れすぎているように感じていました。

また、シェイクスピアを読んだこともなければ観たこともなかったので、僕のパフォーマンスは非常に気持ちが悪かったと自覚しています。

William Shakespeareを観た

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マクベスの次に経験したのは、「リア王」エドマンドとグロスターのシーンです。

たまたまそのタイミングで、National Theatre Liveでリア王をやっており、ちょうど良い機会だからと行ったのが初めてシェイクスピアを観た経験です。

その時の感想は「もっと早くに観ればよかった」です。

これまでの僕のマクベス・エドマンドは、なんとなくのイメージの「シェイクスピやってます」で、セリフはまるでお侍の時代劇みたいでした。

俳優を何年か継続して、ある程度の経験を積めばある日突然にシェイクスピアが演じられるわけではありません。

早いうちから経験していき、徐々に演じられるようになります。

また、まだ経験が十分にないのに自分のアイデアやオリジナリティを大事にしすぎ、「人から、どうやって演じるかを盗む」をやらない人は成長が著しく悪くなります。

シェイクスピアを演じるにはまず、シェイクスピアを観るところからです。すごく当たり前ですが、日本人にはなかなか目にする機会がありません。

僕がシェイクスピアに取り組んだ方法

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僕がメルボルンで「テンペスト The Tempest」「ロミオとジュリエット Romeo and Juliet」をやったときは、YouTube、ブリティッシュのグローブシアターのオンラインショップでDVDを購入、原作の本、和訳、英語のモダンスクリプトを活用、メルボルンのグローブ座に行って複数の作品を鑑賞しました。

様々な人が演じているのを観ることによって、自分のパフォーマンスにも柔軟性が出てきますし、シェイクスピアの作品は客いじりが結構多いんだなと気が付きます。

また僕の意見ですが、シェイクスピアは悲劇よりも喜劇のほうが素晴らしいです。

グローブ座に一人で「お気に召すまま As You Like It」を観に行ったのですが、初めて友達とディズニーランドに行った時くらい楽しかったです。

少し背伸びをして、シェイクスピアに取り組むのはとても楽しいですし、特にカジュアルなお芝居をすることが多い人にとっては良い刺激になります。

今回はここまでです。
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