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家計簿の失敗しにくい付け方は、お金を使いたい事に十分にお金を使うこと


前回の記事では、僕が家計簿をつけ始めたきっかけについて書いてみました。この記事では、失敗しない効果的な家計簿のつけ方について、書いてみたいと思います

僕はこうやって家計簿をつけている

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では、具体的に僕がどうやっているかを紹介します。

(1)スマホのメモ帳アプリ(もしくはそれに代わるもの)を使う
(2)来月の見込み収入を、予定の支出項目に振り分ける
(3)各項目の重要度は、人によって変わる
(4)予定外の項目も設ける
(5)理想は数か月前の給料で今月生活すること

(1)スマホのメモ帳アプリ(もしくはそれに代わるもの)を使う

僕が使うのは、スマホのメモ帳アプリです。
理由は特にありませんが、使い方がシンプルなので、下手に誰かが作った家計簿アプリを使うより、使いやすいと感じています。

もちろん、紙に書いてもいいし、その他機能の搭載されたノートなどを使ってもいいし、自分が使いやすければなんでもいいです。

(2)来月の見込み収入を、予定の支出項目に振り分ける

次に、来月の収入を、使う予定の項目に振り分けます。
仮に来月の給料が、社会保険など引かれて、手取り20万円の場合は、

家賃   60,000
保険   1,500
ローン  10,000
交通費  5,000
通信費  5,000
食費   30,000
無駄遣い 20,000
交際費  20,000
日用品  4,000
洋服代  20,000
医療費  3,000
教育費  5,000
貯金   16,500

のように、あらかじめ出費が予想される項目と、その金額に振り分けます。

毎月の収入が変動的な人の場合は、家賃や保険、ローンなど固定の支出は上記のようにし、そのほかの項目は下記のようにパーセントで扱います。


家賃   60,000
保険   1,500
ローン  10,000
交通費  5,000
通信費  5,000
食費   15%
無駄遣い 10%
交際費  10%
日用品  2%
洋服代  10%
医療費  2%
教育費  5%
貯金   残りを貯金


上記に書き出した項目は、あくまで例ですが、項目の名前や数は人によって変わります。

たとえば、僕の家計簿には洋服代の項目がありません。
理由は、頻繁に衣類を買わないためで、買ったときは日用品もしくは無駄使いの項目から使用します。

また、年金や健康保険をご自身で支払っている方は、別途、項目を追加する必要があります。

貯金ですが、場合によってはさらに項目を分割する必要があります。
旅行に行きたい、何か買いたいなどの目的がある場合は、専用の項目を設け、できるだけ老後・投資のための貯金の項目を確保します。

実際、僕らが老後を迎えるころには、たとえ年金を完納していたとしても生活費が足りなくなります。

貯金というのは、あなたの老後を守る必須項目です。

(3)各項目の重要度は、人によって変わる

僕は洋服代を項目に入れていません、そして、実はほとんど無駄使いとしては取り扱いません。
理由は、僕にとって衣類の購入は無駄ではないからです。

しかし、別の人にとっては無駄使いに入れる必要があったり、また別の人にとっては、服を買うことは無駄ではなく、

さらに、自分の理想の生活レベルでは必須なことなので、洋服代の項目を設ける必要があるでしょう。

普段は洋服代の項目だけど、今回のは衝動買いで、実用性もあまりないので、無駄使いに入れる、ということもありえます。

さらにさらに、洋服の勉強をしている人にとっては、教育費の項目になります。

俳優であれば、経費か衣装代、もしくは教育費か投資の項目にもなりえます。

このように、服を買うという消費行動一つでも、人によってその重要度は異なるので、自分の価値観と生活レベルで取り扱う項目が変わるのです。

一般的な、項目に無理やり合わせようとすると、家計簿は失敗しやすくなります。

(4)予定外の項目も設ける

家計簿をつけていると、予定外の出費が出てきたりしてしまいます。

そのため、その他や無駄遣いなど、予定外に対応できる項目も用意しておいた方がいいです。

また、無駄遣いは文字通り無駄使いをしてもいい項目です、家計簿をつけるとなると、財布の紐を絞める印象がありますが、

基本的にお金を管理するということは、家計を切り詰めることではなく、お金の流れを把握して、コントロール可能にすることだと僕は考えています。

僕はコンビニでよくお菓子を買いますし、お酒も飲んだりするので、項目は無駄使いです、そして他の項目に影響がない限りは、無駄使いを禁止していません。

毎月じゃなくてもいいですが、数か月にひと月は、無駄使いの項目だけ、「どこで・何を買ったか・いくらだったか」を記録しています。

メモしてもいいし、レシートだけをキープするでもいいし、写真を撮るでもいいです。

そうすることによって、仮に収入が落ちた場合や、予定がいの出費で予算オーバーになった時に、何から節約すればいいのかわかります。

(5)理想は数か月前の給料で今月生活すること

給料日前にはほとんど貯えがなく、給料が入り次第すぐにそのお金を使う必要のある生活では、緊急事態に備えられません。

最低でも、6か月ほど無収入でも生活できるくらい、余裕があるのが理想です。

僕は、カナダから帰国する前、年明けから働いていたレストランが閉店になってしまい、さらにビザの残りが少なかったため、約2ヶ月間無収入の状態になりました。

沖縄に帰郷した後も、車の免許がなかったので、自動車教習所の料金を払い、車を購入し、移動手段ができるまで仕事ができなかったので*、さらに2ヶ月間無収入でした。

その後コロナが広まり、職を失くし、収入が安定してきたのは最近のことです。

もし、僕がお金の管理をしていなければ、ホームレスになっていたかもしれません。

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*沖縄で生活するには、一人に一台車が必要です。また、観光産業での従事者が多いため、コロナの影響によりたくさんの方が経済的に困窮しています。
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僕が体験した家計簿の経済効果

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僕が家計簿をつけ始めて気づいたことは、感覚として、収入が1.5~2倍くらいに増えたみたいに、生活に余裕が出てきたことです。
それまでは、常に金欠だったような気がします。

お金がもっと必要だと思うと、ほとんどの人が収入を増やそうとすると思いますが、今の仕事で収入を増やすことや、別の仕事を並行して行うのは、それなりに大変なことです。

一方、家計簿をつけることはすぐに始められ、効果的なやり方を知っていればとても簡単で、実際、収入を増やすにも劣らない、大きな経済効果があります。

仮にお金の管理にずぼらな人が、収入を増やそうと新しい仕事をはじめ、それが大変うまくいって、同年代の平均収入の2倍の収入を得ることができたとしましょう。

しかし、お金の管理にずぼらなことには変わりがないので、たくさんのお金が入ってきても、いつまでもお金に困り続けることになるかもしれません。

絶対的に収入が足りていないのであれば、すぐに増やす必要がありますが、まずは、簡単に取り組める家計簿からやってみましょう。

きっとあなたも、生活にゆとりができるのを体験できます。

レシートはもらおう

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家計簿のつけ方は、みなさんご理解いただけたかと思いますが、ここでは少しだけ僕の経験から、アドバイスをしてみたいと思います。

みなさん、買い物をしたときのレシートは保管していますか?
基本的に、納税の記録としてや、確定申告のためでなければレシートを保管する必要はありませんが、僕は1週間くらい保管するのをお勧めします。

家計簿をつけ始めたころは、毎日何かにお金を使うたびに、
「食費に2,000円使ったから、食費から2,000円マイナスだ」
と、こまめにメモ帳を更新していました。

しかし、人間慣れてくると、そんなにこまめに記録をつけるなんてやってられません、なのでレシートをためて、一週間に一度の頻度で家計簿を更新するようにしています。

いつでもやり直せるから大丈夫

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家計簿で失敗する典型は、付けるのをしばらくやっていなくて、気が付いたら予算がオーバーしていたり、やらなくなってしまうことです。

また、予定よりも出費がかさんでしまい、最初の計画がボロボロになることもあります。

実際、僕も何度も失敗してきました。
でも大丈夫です。
家計簿なんていつでもやり直せます。

トライ&エラーを繰り返し、自分流のやり方を見つけてください。

次回は、年金と保険についてです

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

次回は、お金の話のついでに年金と保険について、僕の考えを書いてみたいと思います。

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