2020年度、起業家1年目を振り返る
株式会社Peer Lodge代表のまささいとうです。いいね機能がなく視聴回数が見えない、やさしい音声SNS「Peer Radio(ピアラジオ)」をつくっています。
4月8日で会社設立から1年が経ちました。せっかくなので、起業家1年目として過ごした1年からの学びをまとめておきます。
総じて、事業のスピードをもっと上げていかなければならない、と感じた1年でした。
掲げた目標までしか絶対に辿りつかない
初年度は支出を抑え、何とか死なずに生き延びるということを目標として過ごした日々でした。ただ、それだとやっぱりそこまでしか辿りつけなくて。事業の成長速度は上がらなくて。
事業は掲げた目標までしか伸びることはない。経営者である自分自身がどれだけ高いゴールを掲げられるかによって、事業の成長速度が決まる。
やると決めたらやる。腹を括って勝負をする。支出を抑えることも大切だけど、支出を増やして事業を伸ばすための投資をすることもまた大切。
目標の掲げ方が甘く、事業の成長速度を上げられなかった1年(主に上期)だったのではないかと感じます。
また、不確実なことが多い中で、何か意思決定をする際に立ち止まってじっくり考えようとすることも多かったです。方向だけ定めてスピード感を持って進みながら、抽象的な部分の解像度を高めていかなければならない。
今期は週次5〜10%の成長目標を掲げ、事業を伸ばしていきます。
事業を伸ばすための資金は必要
目の前のプロダクトをどうしていくか、ユーザーにどう価値を届けるかを考えた1年でした。
それはすごく良いことでもあるけど、社会をどう良くしていくのか、人々の生活をどう変えていくのか、こうした思考をもっと重ねて行く必要がある。
プロダクトとしてだけではなく、事業として、会社として、社会をどう良くしていきたいのか。何を成し遂げたいのか。
EXITによってお金を得ることが自分たちの最終的なゴールではなかったとしても、成し遂げたいミッションの達成のために資金が必要なのであれば、そこに応じた資本政策を取る必要がある。
自分が全てやるのが正解ではない
自分で何かをすることは、短期的に見ると早いかもしれないけど、それでは事業の成長速度は上がらず、チームは成長していかない。
早く行きたければ、ひとりで行け。遠くまで行きたければ、みんなで行け。
遠くへ行くために、チームの成長を促していくことも経営者のミッション。自分の頭の中にあるものを、自分の頭の中だけに留めない。
できたこと
2020年度の主な成果は以下のようなものでした。
・App Storeに2020年10月にアプリローンチ
・App Storeのソーシャルネットワーキング部門で17位ランクイン
・1,500人のユーザー登録
・累計投稿件数6,000件を突破
・累計投稿時間300時間を突破
・初のメディア掲載
・初のラジオ出演
・クラウドファンディング実施
・ボイスギフト事業の立ち上げ
App Storeローンチ後の2020年12月以降から成長速度を上げられたものの、そこまでの歩みはかなり緩やかだったように感じます。
もっとやれたはずだし、もっと事業の成長速度を上げられたはず。繰り返しになりますが、掲げた目標までしか辿りつくことはない。
2期目となる2021年度は、自分たちの歩みをさらに加速させられるよう、これまで以上に高い目標を掲げ、事業の成長速度を高めていきます。
おわりに
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