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無料配信がエンタメ界にもたらしたこと

コロナの影響で、エンタメ業界ではにわかに「無観客開催で動画配信」が続出してます

今でこそテクノロジーの進化のおかげ動画配信ができるようになってますが、これがほんの数年前なら動画配信などできなかったことなので、それこそコロナの流行が数年前だったら本当にエンタメ業界は死んでいたと思います。

さらに、今日から劇場や映画館、ライブハウスが次々と封鎖されて多くの公演やライブなんかが中止になってます。

僕たちはもう完全に物理的に劇場や映画館、ライブハウスに足を運ぶことができなくなりました。
早くも閉館が決まってしまったトコもたくさんあります。

コンテンツの配信の流れはこれからますます加速していくでしょう。ってか絶対します。

お客様からしたらさらに多くの色 コンテンツを家で観られるようになって良いのかもしれませんが、作り手側からするとこれがなかなか厄介なことになりそうです……。

なぜ、厄介なのか。

「無料配信」が加速してしまったことで、皮肉にも現場(劇場やライブハウスのこと)で答え合わせをしなくてもよくなってしまったんです。

極端に言うと「コンテンツがネタバレ前提で届ける流れができてしまう」ということ。

ここでいうネタバレというのは内容のことはもちろんですけど、一番重要なことはコンテンツ発信者の「実力」です。
もうみんなの実力がバレ放題、比べ放題です。

演劇だったら劇場で見る前に配信を観てしまっあらそれこそ劇団四季と比べられてしまいますし、アーティストだったらMr.ChildrenやEXILEと比べられてしまう。なかなかにキツイです。

けれども、コンテンツを無料で配信する流れは今後ますます加速してしまうので、エンタメ業界はあっという間に戦国時代に突入してしまいます。

コンテンツのクオリティを上げることは勿論重要ですが、そこだけでは絶対生き残っていけないのでしっかりと売り方を考えなくてはいけないです。

「良いものさえ作ればいいんだ!」っていう時代はもう終了です。
これからは「作り手総経営者時代」とでも言うべきでしょうか。(なんかしっくりこないけど他に良い名称が思いつかない)

個人的には面白い時代になるなと思いますが、みなさんならどうしますか?

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