見出し画像

【転職ログ】エンジニアからキャリアアドバイザーへ、転職して1年経って気づいたこと

こんにちは。エンジニア転職を手がけるFindyの北川(@OnigiriMa_shi)です。入社し、早いもので1年が経ちました。ちょうど良い節目ということで、この1年で感じたことや学んだことをnoteに綴ろうと思います。学んできたことが、皆様の気づきや学びにつながりましたら嬉しいです。

エンジニアとビジネスサイド「両者の垣根」をなくす取り組みをしていきたい

私は元々、大手証券系SIerで約6年半エンジニアをしていましたが、とあるきっかけから採用から育成までの一貫した人事・組織開発の支援をしたいと考え、転職をしました。背景にあったきっかけは、前職でのエンジニア経験と、人事部で新入社員研修を担当したこと。誰しもがきっと活躍できるほどの才能があるのに、望むような働き方ができずに離職してしまう姿や、元気に入社した新入社員の変わってゆく姿に違和感を感じていました。

新入社員研修を担当後、私はすぐに現場に戻ることになったのですが、研修時の体験が頭に残っていて、採用・研修・現場を繋げていくこと、一貫して支援して、エンジニアのみんなが活き活き働ける環境作りに興味を持つようになっていきました。(入社の経緯の詳細は、ご興味のある方は以下からどうぞ〜!)

転職した後のFindyでは、ありがたいことにその思いにまっすぐ働かせてもらって、ちょうど最近1年が経ちました。エンジニアの方とのキャリア面談や、エンジニア向けのイベントの企画、メディアの運営など、幅広く仕事をさせてもらいました。元々エンジニアだった頃の経験をもとに、同じような悩みを抱えているエンジニアの人たちのサポートができることは、私にとって大きな喜びでした。

これまで私を育ててくれた前職での皆様と、入社してからたくさんの経験をさせてくれ、サポートしてくれたFindyのみんな、チームメンバに感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。

…と、しんみりな気持ちはここまでとして。笑

ここからは本記事を通して、1年間で得た様々な気づきや学びを振り返りながら、まとめてみようと思います。皆さんにも参考になることがあれば嬉しいです〜!

何がやりたいか定まっている人は少ない。ただ、相手の中に答えはある

こちらはエンジニアの方々とのキャリア面談を行ってきた中での気づきです。私のチームで重視しているのは、必ずしも転職先に繋げることではなくて、長期的なキャリアのゴールを見据えて話しをすること。

どうすればその人に最適なキャリアが提案できるか、自分の中でのやりたいことを整理するお手伝いができるか、この1年間はそこに向き合い続けいました。

延べ150人以上のエンジニアとのキャリア面談、転職サポートをさせて頂き、そこで学んだことは「これからのキャリアについて定まっている人はいない」ということ。時代とともに世の中の人が扱う技術は進化し続けて、エンジニアの役職もエンジニアマネージャー、プロダクトマネージャーなど、どんどん変化しています。

そんな中で、何をやりたいか明確に定まっている人は多くはありません。ただ、問いを投げていくと、必ず向かいたい先のヒントがあるものです。だからこそ面談では「相手の中に答えはある」という考えのもと、これまでやってきたこと、これからやっていきたいことをヒアリングさせて頂き、最新の情報をお伝えすることを大切にしてきました。

最新の情報とは、今市場からみてどういう位置にいるのか、同じようなスキルや経験の人はどういう選択肢をしているのか、などの第三者だからこそ伝えられる情報のこと。

もちろん、最終的に何を選択するかはその人次第ですし、正解はありません。ただ、情報をもとに分析しながら、問いかけを渡すなかで、すでに相手の中にある答えを引き出せるような関わりをしていくこと。それが大事なことだと信じて向き合ってきました。

また、人それぞれ、感じたり考えたりすることは違う。だからこそ、その人独自の選択肢や環境があると思うし、今うまくいってなくても輝ける場はどこかにきっとある。そんな気持ちで人と関わることを意識してきました。

こちらについては、チームで大事にしていることを話し合うカルチャーワークショップを行った際にも話しましたので、詳しく知りたいかたはご覧ください^^


キャリアに正解はない。その道の先輩たちから学んだキャリア論

また、この一年は、エンジニア向けのキャリアを発信するメディアの企画、運営、編集まで担当させてもらいました。

「エンジニアのちょい先を考える」というコンセプトのもと、どのような人に記事を書いてもらえれば、読者の皆様に新しい気づきを得てもらえるか。編集者さん、ライターさんと共同しながら技術的な部分とエモーショナルな部分を織り交ぜながら、エンジニアの方々が次のキャリアの参考になる記事が作れるか。私自身、メディアに携わることで様々な方のキャリアを知るとともに、文章構成や書く力の勉強をさせてもらいました。

Findy Engineer Lab - ファインディエンジニアラボ

ここでの大きな学びは、当たり前といえば当たり前ですが、「キャリアに正解はない」ということ。取材を通して記事にさせて頂いた方々は、一つのプログラミング言語に特化したスペシャリストの人から、未経験からエンジニアになりメガベンチャーで勤められた方、エンジニアではなくピープルマネジメントを強みとしておられる方、イベント運営者としての道を歩まれた方、多種多様な道が人によって存在することを知りました。

私の役割は、こうゆうキャリアもあるんだよ、ということをたくさんの人に知ってもらうこと。そのために、最も伝えたいキーフレーズを文章の中から取り出し、構成や見出し、タイトルの編集を行ってきました。結果としては、担当してから安定したPVと記事のリリースを出すこともでき、「いつも楽しみにしています!」とお言葉をいただけるようにもなって、すごく嬉しかったのを覚えています。

私もそうですが、ついファーストキャリアがエンジニアだと、次のステップは事業会社、スタートアップ、独立に限られているように思えますが、蓋を開けてみると色んな人がいるものです。ぜひメディアを通して、それぞれ自分に合ったキャリアに出会って進んでもらえたらいいな、と思っています。


参加者、登壇者、自分含めみんなが楽しめる場にする


Findy転職後は本当にマルチに仕事をさせてもらったのですが、怒涛の日々の中で特に印象に残っているのは、〜10人、100人、〜300人規模のエンジニア向けのオンラインイベントの企画から実施までを任せてもらったこと。大手の会社にいたときはありえない裁量権でしたし、0からスピーディに作って進めていくのはすごく楽しかったです。この一年で構想からイベントページの作成、集客、登壇者の調整、当日の運営まで、一通りオンラインイベントを運営することはできるようになったと思います。

中でも学んだことは、目的や開催規模、イベント一つとってもやり方は多岐に渡るということ。だからこその運営には様々な工夫が必要でした。例えば、イベント前に行う登壇者の方同士での打ち合わせ。登壇者同士が初対面であった場合は、事前に共通のトピックをリサーチし、打ち合わせのファシリテーションを行い、楽しく会話してもらえるような工夫をすること。当日の流れをただ確認することだけでなく、いかに登壇者同士が理解を深めて、楽しく話せるテーマなのか、共有することを大切にしてきました。

登壇者の方々自体がイベント当日を楽しみにしてくれて、話すことを待ち望んでいる雰囲気ができればこちらも楽しみになりますし、そこまでがっちりとトークテーマを決めなくても当日は楽しくなります。

参加者の方々にとっても、参加ボタンを押したっきりだと、当日になって「あまり乗り気じゃないかな、参加しなくてもいいか」となりかねないので笑、事前のリマインドメッセージに打ち合わせの様子や、話すテーマを入れて、当日のイメージを持ってもらうように工夫していたのも懐かしいです…。

大事にしていたのは、参加者、登壇者、私たちみんなが楽しめる場になること。事前準備の段階から既にイベントは始まっており、当日までそれぞれの立場の人がワクワクと、楽しみにできるように設計してきました。

そして何より、自分たちが楽しみになるようなテーマ、トピックを最初に選ぶことも大切でしたね。運営は企画フェーズが終わると地道な集客や調整となります笑。本当に自分たちが楽しみで、やりたいテーマ設定だと、本当に良いイベントになるなあと思いました。

(以下、この1年で開催したイベントの一部です^^)

50代以上エンジニアのキャリアストーリー 〜将来のエンジニアライフを考える〜 -connpass

初めての転職活動〜Findyを使い倒せ!〜 - connpass

これからも大事にしていきたいこと


今振り返ると、エンジニア出身の私には慣れない初めての仕事も多かったのですが、必死に、楽しみながら試させてもらってきたように思います。自由にやらせてくれた会社の仲間に感謝です。

また、冒頭でも述べましたが、根底にある思いは誰しもが活き活きと働く環境を作っていくことであり、そのサポートをしていくこと。今はその手段として、エンジニアとビジネスサイド「両者の垣根」をなくす取り組みをしたいと考えています。

引き続き、開発者が活き活きと働ける環境、そして関わる人たちも楽しく働けるような環境作りを支援していきたいなと思います。転職を志す人にとって、理想の環境に進む手助けを少しでもできるよう、精進します。
まだまだ学びの最中なので、何か情報交換できそうなことがありましたら、お気軽にお声くださいね。次の1年も楽しみます^^

この記事が参加している募集

振り返りnote

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?