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サッカーとの出会い(半月板損傷にACL断裂)


社会人サッカーを始めてみての転職の決意

社会人サッカーを始めた僕は、最初は働いていたスポーツショップを辞めることを決めました。店舗スタッフだと週末にある社会人サッカーに参加することが難しい状況になるためです。その後転職し、週末平日仕事・週末サッカーという現在まで続くルーチンを始めることになりました。とは言っても当時は所詮市リーグ参加のチームの為特に練習があるわけでもなく、試合も月に1~3試合程度だったため、平日は今まで通りフットサル場にて汗を流していました。週末の試合のない日はフットサルのワンデイの大会に出たり、逆にその大会の審判をしたりと何かとサッカーに関わって生きていました。

負傷、また負傷

そんな中、スポーツショップから転職する直前のフットサルの試合でシュート後の着地に失敗し、右膝を痛めてしまいました。立てないぐらいに痛く、何とか家まで帰ったものの翌日になっても歩くことが困難で1日休みをもらいました。地域で有名なスポーツクリニックでのレントゲン診断の結果「半月板損傷」の為全治3か月と言われました。高校時代に腕の骨にヒビが入って1か月ほど休んでいたことはありましたが、当時の僕には3か月はとてつもなく長い時間に感じました。そこからは我慢の日々でしたが、徐々に痛みもなくなってきて、久しぶりにサッカーの試合にチャレンジしたのは3か月を少し過ぎた後くらいのことでした。恐る恐るプレーをしながらでしたが、徐々にプレー強度が上がり、中盤でドリブルを仕掛けた時、再び右膝に激痛が走りました。何も接触のない中での激痛で、頭の中が真っ白になりました。再度クリニックにてMRI診断の結果「前十字靭帯(ACL)損傷」。完全断裂ではないものの部分断裂。手術を言い渡されました。当時は今よりもはるかにケガに対してのメンタル部分での耐性がなく、ましてや手術なんて考えてもいませんでした。が、確かに歩けもせず、3か月待った中での再負傷。ただただ時間だけ待っていても再びサッカーができるイメージは湧きませんでした。その後いろいろな人に相談の結果、僕はACL再建の手術をすることに決めました。

ACL再建手術

手術とは言ってもすぐにできるものではなく、まずは損傷部の炎症が収まることと筋力をできるだけ落とさないことを目標に術前トレーニングを行いました。この術前トレーニングが非常に重要で、術後の回復過程に大きく影響するとのことだったので、真剣に取り組みました。そして迎えた手術当日。すでに自分の足でしっかりと歩くことが出来ていたので、自分の足で初めての手術台へ。緊張も少しありましたが、比較的リラックスして臨むことが出来たかと思います。当時は朝一の手術だったので、朝起きてからの排便を促す浣腸が辛かった記憶が残っています。手術台に乗った後はいろいろと質問に答えながら点滴ルートから麻酔薬を投入され、気づけば手術が終わって目を覚ましました。その時とてつもない吐き気に襲われ、吐き続けるものの絶食で何も食べていないのでひたすら吐き気が続く苦しみがありました。吐き気がようやく落ち着いてきたかと思ったら次は手術部位がとても熱く、激痛に襲われました。その激痛は一晩中続き、当時は初めての手術入院+吐き気激痛の恐怖でほとんど眠ることが出来ませんでした。今から10年以上前のことですが、これが永遠続くんじゃないかという恐怖は今でもはっきりと残っています。手術から一夜明けるころには痛みもあるものの耐えれるくらいになってはきており、そこからは退院・復帰に向けてのリハビリの連続でした。その時一緒になったルームメイトとはその後一緒にサッカーをすることになったりご飯を食べに行く友達になったりと、今でも交流は続いているのは当時の経験が良いものだった証拠です。

退院後は復帰まで監督業に

退院は入院後3週間半で1/2荷重での退院となり、松葉杖での退院となりました。当時の細かい内容はさすがに覚えていないので割愛しますが、現在のようにコロナ過でもなく面会も自由だったため、色々な人に会えて楽しい入院期間だったような記憶はあります。退院後もサッカーは当然すぐはできませんでしたが、その時でもチームの試合には顔を出し、試合メンバー決めなどの監督業をさせてもらうことになりました。決して強いチームではなく、メンバーも潤沢にいてるわけではなかったですが、同級生や後輩やその知り合いなど、少しずつ若いメンバーも増えてきた中でのメンバー選考等はいい経験をさせてもらえました。入団してからあまり長い時間も経っていない中で監督業を任せてもらえたチームにはとても感謝です。

そこから復帰までも、8か月後に復帰してからも継続してメンバー決め等中心で活動させてもらっているベクターFC。小さな地域のチームで今ではコロナ禍もあり活動が少なくなってきたり結婚子育て等でメンバーが集まれなかったりでなかなか継続して活動はできていませんが、僕の大好きなチームです。シニアになっても一緒にサッカーができることを願っています。

つづく

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