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YES,NOしか喋れなかった日々。

まさのりです。世間は開放ムード、天気も良く
早く旅したいなーって思い始めちゃいます。

英語大好きの僕が、初めて”英語を話す”事に直面したのは、学生時代の夏休みのアメリカ、ポートランドへの語学研修でした。

きっかけはもろもろあったのですが、ほとんど勢いだけで決めた初めての海外。そして初の海外が、1人での8週間語学研修。(結果、12週間となったのですが)

今振り返っても、よく決断したなぁって当時の自分に高評価。

旅の思い出はたくさんありますが、英語での生活という点では、本当に苦労の連続でした。

最初の頃は、見るもの全てが新鮮で、お客様扱いとあり、あっという間に過ぎたのですが、現実は
2週間ほど経ったあたりから。

英語のシャワーを浴びせられ続け、頭の中は完全に混乱。言ってる事がほとんどわからない。皆が笑ってるのに、自分だけ笑えない。クラスでも、ホームステイ先でも焦りはじめた。

ステイ先では、急にホストファミリーの親戚の具合が急変して、見舞いや何やら、一気にバタバタと忙しくなり始めていた。

ファミリーには可愛い娘さんが2人いたが、僕が彼女の言っていることがほとんど理解できなかった。特に4歳の末っ子には、散々からかわれてしまった。すごい可愛いんだけど、自分が情けない気持ちの方が上回っていた。

一番キツかった時期。自分の英語スキルが下がり続けてるじゃないか?どんどんバカになってるんじゃないかと錯覚していた。

僕は、だんだん喋らなくなり、ステイ先では部屋にこもりがちに、学校でも先生にクラスを下げて欲しいと相談までしていた。

そんなある日、いつもは寡黙なホストファミリーの夫、ジョンに庭で言われた事。

マー! youは何を聞いても Yes,No の単語しか答えないじゃないか。文章を話さないと一生喋れるようにならないよ。

YesやNoの後に、文章を繰り返す習慣をつけなよ。Would you like some? って聞かれたらYes! で終わりじゃなく、
Yes! I would like to have some! みたいに!

ありがたい言葉だった!嬉しかった!

それから、毎日毎日ジョンの言う通り文章を
繰り返した。初心に戻り繰り返した。たとえ、自分ではしつこく感じる状況でも、Yes, I would like… No! I don’t think …

振り返ると、英語を話し始めた瞬間は、この時だったんだと思う。

当たり前のことなんですけど、実際にポンっと外の世界に置かれると、気付かないものなんです。


【ジョンの教え】質問には、文章で答えようと努力する。

僕が体験した英語習得の基礎練習です。

まさのり

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