起業して思う事-1
初めての投稿になります。
起業して間もなく6年になりますが、果たして正解だったのか?失敗だったのか?誰が決めるのでしょうか?何をもって成功・失敗と判断するのか? 今年はそのような事を考える年でした。チャレンジは続いているので道半ばという気持ちで2020年を乗り切り、2021年に向けての準備が少しだけ忙しくなり始めたところで、今までにない静かなお正月を迎える事になりそうです。
なぜ起業したのですか?
なぜ個人事業主になったのですか?
パパの仕事はフリーランスなの? 子供に言われて、フリーランスの自分に気が付いたのは3年ほど前。
工業大学で化学を専攻し、色々な化学薬品を瞬時に反応させながら金型に注入するという反応射出成型という特殊な会社に就職し26年間生産技術の仕事を行いながら、会社での海外進出を果たしサラリーマン時代から合計で170回を超える海外出張をこなしていました。
しかし、時代の流れや海外からの進出企業が後を絶たず、会社は事業売却という事態となり会社都合で一旦新会社に行くも社風が合わずに退職。そして個人事業主の道を歩むことになりました。起業を果たしたのは2015年の春でした。起業したとき、二人の子供は大学生と高校生という人生で一番お金のかかる時期になぜ・・・家族会議でも責められて、この先不安しかない日々がスタートしてしまった!と言ってよい時期でした。
起業するにあたり友人に助けられたという事が一番大きかったと思います。国内外の仕入先や客先、地元の友人メンバーたち・・・多くの友人に支えられここまでこれたと思います。特殊な技術の仕事であり、薬品の選定や機械の調整、型の作りこみ等々、トータルで仕入先や客先、原材料メーカーなどに技術的な意見や不具合の早期発見や対策などが出来たのが一番よかったのではないかと思います。
2015年が終わるころには海外の企業から、設備が調子悪い・新規商品の開発の相談に乗ってほしい、材料の新しいポリマー(重合)を作りたいので相談に乗って欲しいなどの依頼が増えてきました。当初は自費で海外出張を繰り返し、その後契約に結び付けるというのが段々と定着して2016年半ばには毎月のように海外出張へ行くようになりました。
契約に当たり、月いくらです・・という事は基本的にこちらから言わずにまずは成果を出して、値段を先方に決めてもらう。何度も出張して結局何もなし、という会社ももちろんあります。しかしそれはその会社の人がこんな人がいるよと宣伝効果もあり、横に広がる事もあるのであまり期待はしていないですが、次へのステップと考え、このような特殊の業界では海外でも横のつながりが強いので、毎回それなりの対応をしていました。 (現在でもです!)
国内でも同様な方法で相談には無償で答えて、2~3回は無償で対応をしてその後に契約になるケースが多くなっています。
■ポイントとして ①その業界の事であれば何でも相談を受ける 相談を受けて、分からない事でも調べて報告する事が大事、なぜなら『この人にまずは聞いて見よう』と思わせることで何かあれば都度相談が来るのでその中で次の仕事につながることがある。
②相談事でお金を取らない 相談がくるたびに『はい1000円・今回は2000円』などと請求をすると、相談そのものが来なくなったり、相談しにくくなってくる。結果的に次への仕事が他に流れてしう。
③良い仕事をして認めてもらう 相談の次に、訪問するケースが出てきますが1~3回くらいまで無償で動く。実際に現場に訪問して動いて自分のレベルを実際に見て頂く。これは契約に向けた大きなプレゼンだと考えています。交通費など必要に応じて相談するのは問題ないと思います。
④契約金は先方に決めてもらう 1日いくら、月いくら、年間契約でいくら・・ など色々な方法があるかと思いますが、先方に負荷の掛からないような金額を決めてもらう事で、結果的に長い時間の契約につながることが多いです。
⑤契約書 個人と企業の契約になるので、企業側中心に契約書が作成されることが多いですが、その契約書はその場で捺印はせずに先輩のフリーランスや税理士などに一度目を通して確認をして頂く事が良いです。 私も中小企業から、テレビコマーシャルもやっているような一部上場企業など色々な企業と契約にたどりついていますが、やはり何かの時のために分かる人に見て頂く方が安心かと思いす。
⑥契約期間 仕事の内容にもよりますが、基本1年で何もなければ自動更新が良いかと思います。
⑦契約終了時の覚書 終わりよければ全て良し、では無いですが文章にて終了の知らせを頂く事が望ましく思います。
しかし、契約が終わっても仕事が終わらないことが多いです。
これは、次回に書きたいと思います。
フリーランスと言っても色々な方がいます。
・隙間時間で本業の間に副業をするワーカー
・色々な仕事をこなすパラレルワーカー
・自由に仕事を選ぶフリーのワーカー
・自由だけど独立して仕事をするワーカー
私は4番目に当たるのかなと思います。コロナ禍で苦しんでいるフリーランスの方々も多いと思います。地元の市では個人事業主を含むフリーランスは9万人いると税理士から聞いたことがあります。
年齢で見ると、私のような(オッチャン)フリーランスが意外にもかなり多いと聞いていますし、友人でも苦しんでいる方が何人もいます。私は40代後半で起業しましたが、50歳を超えてからの起業はどれだけ準備をしたのか?そしてどれだけ強みをもっているのか?に尽きると思います。私も今は苦しいですが苦しんでいるフリーランス仲間の支援を少しですがしています。
今回のコロナのような事態は二度と起きて欲しくないですが、これが現実であり逃げる事は出来ません。現実に目を向けて前向きに、そして出来る限り協力して乗り切って行ければと思います。2021年には大好きな生ビールを大勢の仲間達とたらふく飲める日がきますので、頑張って行きましょう!
初めての投稿で、至らぬ文章の書き方もあるかと思いますがご理解頂けたらと思います。
最後までありがとうございました。
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