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【読メモ】読みたいことを書けばいい。~つまらない文章は人間の内面を語る人~


作者は田中泰延さん。元電通マンで、広告のコピーなどを20年以上携わってきた方だそうです。

うまくnoteを書けるようになりたいと思って、いろいろな本を物色していました。その中で見つけた一冊。
タイトルが、読み手を意識してという本が多い中、逆を行っているタイトルが面白いと思い、手を取りました。 本のタイトルもうまいかったですが、
本の内容も、言葉遣いは豪快で、大雑把な感じがあるものの細部まで細かくプロットを積み重ねて書かれており、話の流れもまさに、うまいなぁと感じさせるものでした。


本書は5W1Hの
 ①何を書くのか(WHAT)
 ②誰に書くのか(WHO)
 ③どう書くのか(HOW)
 ④なぜ書くのか(WHY) という構成で書かれています。

残りのいつ(WHEN)、どこで(WHERE) は最後に書かれているので、気になった方はぜひ、本を手に取ってみてください。
そしてちゃんと本の最後に読んでください。きっとニヤリとします。

①何を書くのかでは、
 文書ではなく、文章を書きたいんだよね。ネットの文章は大半は随筆である言う論です。大事なのは、使う言葉、主題をしっかり定義しようということ。

筆者の言う随筆とは「事象と心象がが交わるところに生まれる文章」ということです。見聞きしたり、知った「事象」があり、それによって心が動き、書きたくなった「心象」を表現するもの。
 
②では、その随筆を誰に向けて書くべきか。

 答えはもちろん、自分となるのですが、

 結局、読み手はだれが書いたかのほうが重要なので、そのような見返りを求めるよりも、自分が書いて、それを読んで満足できるものをかけたら、幸せと思うべきという論です。ここがこの本のタイトルの根幹です。

 さすがです。

③どう書くのか で、いままでの
そんなきれいなストーリーで、一気に読み進めそうな中、一度読むことを辞めてしまった場所がタイトルの、
つまらない文章は人間の内面を語る人 という箇所。

自分が全否定された印象でした。同じ事象でどう解釈したかを表明するものだと思っていたからです。

心象は、全体の0.4%ほどでよいと。心象を語るためには、事象の強度が必要。それよりも事象をしっかりと調べること、調べたことを並べることで、読む人が主役になれるから、結果多くの人に届くということです。
調べることも、ググるのではなく、1次情報をあたるべきということも。

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ちなみに、自分の思ったことを中心に書く仕組みは、学校の読書感想文のシステムが悪いんじゃないかというのが、筆者の意見でありました。

こどもの夏休みが始まりました。先日、原稿用紙を買って来てといわれ、妻と娘が、推薦図書と読書感想文の書き方本を買ってきました。
うーん、どうやって、読書感想文を一緒に書こう。

娘は無事、読書感想文書き終えました。2日くらいかかってましたが。。。

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