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デジタルの時代だからこそ、応援したいプラチナ万年筆

基本的に仕事はPC、家でもスマホという生活の中で、自分から意図しないと手書きの文字を書くことが少なくなった時代ですが、万年筆で考えや日記をお気に入りのノートや手帳に書き残すことがお気に入りです。

今回は私がおすすめの万年筆メーカーをご紹介したいと思います。
万年筆は世界中数多くのメーカーがあり、私もいくつかのメーカーの万年筆を持っているのですが、その中でも特に、今回#わたしが応援する会社は、国産万年筆メーカーのプラチナ万年筆です。
https://www.platinum-pen.co.jp/

プラチナ万年筆のご紹介

1919年に岡山で万年筆事業を始め、1924年に中屋万年筆を東京上野で創立。1942年、屋号をプラチナ万年筆株式会社として、2019年には100周年を迎えた伝統ある企業です。

万年筆のよさ

万年筆の良さはその書き味です。ペン先の太さ次第のところもありますが、鉛筆やボールペンなどにはない力を入れずに書くことができます。作家の方の中で万年筆を愛用されているが多く、長時間書き続けても手の疲れが軽減できるところが良いようです。

また、ペン好きが金ペンと読んでいるペン先が金でできている万年筆は長い間ペン先が紙とすれることにより少しずつすり減り、徐々に自分の書き味に馴染んでいきます。万年筆は人に貸しては行けないという人もいるほど使い込めば使い込むほど自分にフィットする道具なのです。

最近では、インクの種類が増え、自分の好きな色や、気分に合わせて違うインクのペンを使うこともできます。

国産メーカーと海外メーカーの違い

一般的に国産メーカーのペン先の方が、海外メーカーの万年筆より細いことが多いです。海外ではアルファベットを書くことが目的なのでそこまで細かく書く必要がないのですが、字数の多い漢字を書く必要がある日本では細くなっていったようです。日本の高い技術力のおかげということもあるみたいです。

私もペリカンやモンブランの万年筆も使っているのですが大きめのノートに大きな字で書くことが多いです。そちらはそちらで気持ち良さがあるのですが、どこでも使うにはなかなか難しいところがあります。

万年筆のデメリット

鉛筆やボールペンに比べて万年筆は自分でメンテナンスする必要があることです。(ペン好きはそれも好きなんですけどね。)その理由はインクが乾燥して詰まってしまうことがあるからです。
最近では、インクが水性のインクが増えてきたので、比較的長持ちし、かつ、つまってもお湯につけておけば、結構、再度使うことができますが、昔ながらのインクや顔料インクなどは今でも詰まることもあります。

プラチナ万年筆のフラグシップ #3776センチュリー

そんな中、おすすめしたい万年筆が、プラチナ万年筆のフラグシップモデルである#3776センチュリーです。私が生まれた時とほぼ同じ、1978年に前身の#3776が発売され、2011年に#センチュリー3776としてブランドリニューアルされました。

富士山をイメージさせる3776という名の通り、日本で一番の万年筆をめざすという名前で名づけられた万年筆です。

このニューモデルの売りは、スリップシール機構というペンが乾きにくい仕組みです。具体的にはペンのキャップの中にもう一つキャップがあり、ペンをキャップに占めると、内側のキャップによって機密性が高く保管できます。透明な万年筆だと、どういう仕組みになっているかが分かりやすくなっています。
この機能により半年以上、ペンを放置していても、万年筆が乾かないといわれています。(もちろんインクとの相性があります)

そのため、私が万年筆を始めたいという方には最初にお勧めしたり、プレゼントする一本になっています。(お勧めするときのペン先はMをお勧めしています。)価格も1万~1.5万円くらいと金ペンの万年筆としてはお安いほうです。

屋久杉で作られた万年筆などいろいろな限定万年筆も販売されています。
ここ数年は、1年に一度富士山の景色をイメージした富士旬景シリーズという万年筆も発売されており、限定3000本程度の万年筆があっという間に売り切れてしまいます。

私の愛用万年筆もこの2本です。(初夏をイメージした薫風、雪をかぶった富士山をイメージした六花)

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限定の万年筆はキャップの上に富士山をイメージされています。

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最後に

最初は書くこと自体に意味を感じていたのですが、最近は綺麗な字を描きたいと思うようになり、練習を始めています。練習するにあたって、興味あるものと考えて、百人一首の練習帳購入してなぞり書きしています。最初は漢字のバランスの取り方が面白かったのですが、何より難しいのはひらがな。

(短歌などの短いメッセージではあえてひらがなで書くことで複数の意味を持たせる掛け言葉が多く使われているためひらがなが多く使われています。)

丸みがあるのでバランスとることが難しい、ひらがなの奥深さ(掛詞も含め)を体験しつつ、万年筆で集中しながら、文字を書くと習字をしているような気持ちいい緊張感と終わった後の心地よいリラックスを味わうことができます。

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デジタル機器から手を放し、紙とペンで自分の思考を言語化すると、心が落ち着きリラックスできるのでお勧めです。

また、プレピという400円で買える万年筆もあります。ちょっと興味がある人はこちらからでも楽しむことができます。

ただいま、100周年限定ムックも発売中です。万年筆がどう作られているかなどもわかります。

https://www.amazon.co.jp/%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%81%E3%83%8A%E4%B8%87%E5%B9%B4%E7%AD%86-100th-ANNIVERSARY-BOOK-%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF/dp/4800281539/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%81%E3%83%8A%E4%B8%87%E5%B9%B4%E7%AD%86&qid=1580385739&s=books&sr=1-1


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