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史上最高の文法書 おすすめ度9.99

タイトルの時点でネタバレしてますが、今回ご紹介するのは、

おすすめ度がMAX(9.99)


の本です。

これは、僕が知る中で最高の文法書です。

これを超えるものはいまだになく、今後もないと思われます。

では、その本とは……



今から4年ほど前、TOEICのPART5にめちゃくちゃ苦しんでいました。

その当時の僕に、この本を教えてあげたら、どんな反応するかなぁ。

「いやいや、そんなことで解けるわけないでしょ」って言うかもしれません。

でもマジです。

特急とか1000問あるやつは、

やらなくてもいいし、やるなら暇なときに。


あと、1問20秒で解きなさい、と、解答時間のプレッシャーをかけてくる教材も無視してください。

速く解くのではなく、結果的に速く解けるのです。


この本でもそう書かれてます。理屈はシンプルで、何回も読みなおす必要がないから、解答時間が短縮されるだけです。もしくは、自信をもって選べるので、迷う必要もないからです。

究極まで仕上がってくると、選択肢を見なくても答えの予想が少しできます。予想通りの選択肢があった場合の爽快感は麻薬的です。ヤバイ。

あとは、「多分コレ」の多分の精度が相当上がります。

なので、TOEICのPART5がどんどん正解できるようになります。

確変か?

と思えるぐらいに愉快で痛快です。

あんなに苦しんだPART5で、爽快感を味わえる日が来るなんて、思いもしてませんでした。

そんな最高にハイな状態になるためには、この本がうってつけです。


この本は、品詞分解と構造把握(=5文型のどれになるか分類すること)と和訳のトレーニングを徹底的に行います。英文の要素1つ1つはシンプルだ、という思想です。

品詞も分からないのに、意味を理解しようとするのは無理がある、と、優しく、ときには厳しく教え諭してくれます。

基本的には優しい語り口調ですが、ときに、耳が痛い話もしてくれます。

ハッキリ言って、めちゃくちゃしんどいトレーニングですが、周をこなすごとに楽になっていきます。

ぜひ、あなたにもこの達成感を味わってほしい。でも、しんどい(苦笑

真摯に取り組めば確実にスコアはあがります。

まえがきにも「当然スコアはあがる」と書いてあります。

よくある「あなたのスコアアップをお祈りしております」とかじゃないのです。

やれば、あがる!


なんて力強く心強いお言葉でしょうか。

ちなみに、あとがきでは「心から応援してます」とあります。

めっちゃ頑張った後に、最後に何て言われたいか。少なくとも「頑張ってください」ではないと思います。

いや、もうすでに頑張ってるし。


品詞分解や五文型の把握をとても重視しておりますが、「絶対ではない」というスタンスです。

究極的には「分類不能」とすらおっしゃっています。植物と生物とを厳密に分類しきれるものではないのと同様であると、述べられてます。

食虫植物って植物? 生物?  

このあたりの謙虚さも、僕自身はすごく好きです。あと、この手の参考書にしては珍しく、別解を結構認めてくれます。「こう考えたうえで、解答したならそれも正解とします」というのが意外とあるのです。

なんか嬉しくないですか? 「厳密には不正解です」と言われるよりかはずっとやる気になります。

優しく穏やかで謙虚、特徴無くない?と思われそうですが、全然そんなことはありません。

冒頭からの30ページを読んでみてください。世間のTOEIC対策とは別次元の存在であると感じられるはずです。

だって

「TOEIC対策は必要ない」


とおっしゃっているのですから。

MAJIKAYO


あと、毎回受ける必要はないとか、満点はたんなる通過点だとか、読んでて面白かったです。


ぶっちゃけますけど、この本と今の語彙力+3~4000語ぐらいの語彙力があれば、900点は取れます。最近のテストは、クレイジーな難易度のようですが、満点狙いじゃない限り、品詞分解+構造把握+大量の語彙でまぁまぁな点数になるはずです。

語彙力を手っ取り早く増加させるには単語帳がベターです。以下の5冊に取り組めば3000語ぐらいは増やせます。



僕の場合、この本を3周し終わったら、リーディングが「めっちゃ苦手」から、「そこそこ得意」になりました。

リスニングとリーディングのスコアの差が大きい人は、ぜったい取り組んでほしい1冊です(僕の場合、最大で100点差でした)。


リーディングパートが苦手なら、とにかくまずは、コレを仕上げましょう。


でも、先に単語暗記をある程度済ませておくと、気持ちが楽になると思います。

この教材に出てくる単語は、結構難しいので、文法が分からない以前に単語が分からないと、ストレスになりますから。


今回のレビューは書いてて楽しかった。文字数の多さが物語ってますネ。

では、また。


#市販の英文法の参考書を読めるだけ読んでみるチャレンジ


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