約1年ぶりの更新です。今回は備忘録として、2023年6月に発売されたウィリアム・ミッチェル/トマス・ファシ『ポスト新自由主義と「国家」の再生:左派が主権を取り戻すとき』で私が重要だと感じた箇所を2回にわたり紹介します。
なお、本書は他にも重要な箇所はたくさんありますが、理論的な説明については、あまり引用していません。また、断片的な引用ですので、詳細の内容は、ぜひ本書を読んで確認してみて下さい。
その1は、本書の「Ⅰ 大転換の再来-ケインズ主義から新自由主義、そしてさらにその先へ」からの引用です。このパートはポスト新自由主義に関する内容で、私は新自由主義に関して詳しくないのでミッチェルとファシの主張が妥当なのかどうかの判断はつかないのですが、概ね説得力のある内容のように思えました。