【備忘録】ランダル・レイ『ミンスキーと<不安定性>の経済学』(その1)
『ミンスキーと<不安定性>の経済学』で私が特に印象に残ったり箇所を抜き出して残しておきます。その中で強調部分は、私が特に重要だと感じたり、目から鱗が落ちたような部分です。長くなるので3回に分けます。
ミンスキーが論じたように、金融危機に対する唯一の賢明な対応は、アーヴィング・フィッシャーが「負債デフレ」と呼んだ、パニックに陥った家計、企業、銀行が保有資産を流動化しようと金融資産を投げ売りするのを防ぐために、FRBが「最後の貸し手」としての役割を果たすことである。(p18)