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仏教に学ぶ生き方、考え方「希少性」

 仏教に携わる者の一番大きな問題って何かご存知ですか?

 これはズバリ「将来性」なのです。つまりお寺を維持していくための将来的な見通しがなかなか立てられないのです。

 この問題の要因として、やはり仏教という生き方に賛同してくれる人がどんどん少なくなっていっているのです。

 これは御同行様の数もそうですし、一家の中でも、おじいちゃんおばあちゃんが先祖のお墓や仏壇を守って、法要もまめやかにしていただいておりますが、息子の代はどうなるか分からないというようなことをおっしゃる方は実は多いのです。

 そうなってくると、お寺に対する見方も微妙に変化し、法要も少なくなり、またその中でも個人的にお参りする方が多くなり、、、

 そうなってくるとお寺の維持管理が難しくなったり、後継者が不足したりすることになります。統計では後継者は今後二十年で半減するとも言われています。

 でも最近は、その状況を逆手に取ってみてはと思い始めています。

 つまり、少なくなるであろう物事を、コツコツと続けていくによって希少性が出てくるのではないかと。

 そして、いざというときにしっかりと仏教の生き方、考え方をお伝えし、仏教に出会ってよかったという体験を味わっていただく。

 このために仏教は今後ますます希少価値を伴って輝いてくるのではないかと思っています。


☆今日の一句☆

 いざとなる
   お役に立てるよ
        お坊さん

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