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仏教に学ぶ生き方、考え方「文字を書くということ」

 皆さんは字を書いていますか?

 文字をフリップ入力やキーボードで打つことがほとんどで、書くことはないよという方もみえるでしょう。

 そういう私は学生時代こそまめにノートを取っていましたが、社会人になってある時から「メモや文字を書く」ということをしなくなりました。

 理由は簡単で文字を書くことで、何となく「仕事をしたよう」な気持ちになってしまうからです。

 「今日はこれをする」とメモした時点で、何となく仕事をしてるという実感が持てますが、本当は仕事が完了した時点で仕事したと言えるのですよね?

 そんなことで予定を書く前に仕事に取り掛かり、さっと終わらせてしまうのです。

 そんな私ですが、最近また文字を書くようになりました。

 それはご位牌や過去帳に「法名」を記す時に筆でしたためるからです。

 また法要の予定もスマホに入れるより「スケジュール表」にメモしたほうが、すぐに見返したり確認したりできます。

 最近はスマホに予定を入れ、位牌や過去帳も「印刷」されるお坊さんも増えてきました。

 また過去帳管理や檀信徒名簿も「データ管理ソフト」でされている方も見えます。

 過去帳やデータ管理はともかく、せめて「ご位牌」は心を込めて筆でしたためたいと思うのです。

 とはいえ習字は得意ではありませんので、最初のうちは手が震えました。

 それでも書き続けていると、最近は徐々に慣れてきました。

 そして文字を書くことが、なんだか「楽しく」なってきております。

 ハネやハライといった筆の扱いも慣れ、上手くかけると「喜び」が込み上げてきます。

 そして、「習うより慣れろ」の諺通り、書き続けていることで得られるものの大きさも感じております。


☆今日の一句☆

書くことで
    想い届くる
        事叶う

 

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