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仏教に学ぶ生き方、考え方「梅と桜」

 二月になりました。

 まだまだ寒いですが、プロ野球のキャンプインもあり、徐々に春の便りが聞こえてくる頃です。

 春といえば「梅と桜」が有名ですが、皆さんはどちらが好きですか?

 やっぱり桜という方が多いと思いますが、私はどちらかというと「梅」が好きです。

 理由はやはりあの「香り」でしょうか?

 夜に歩いていても「あっ、梅だ!」と分かるあの香りはやはり、春を印象付けます。

 姿は見えないのに、確かに梅が咲いている、その「意外性」も好きなのかもしれません。

 「香り」というと、以前も「お焼香」の話をしたと思います。

 仏教では「布施」の心を大切にしますが、それは「大慈悲心」から起こることが大切とされております。

 大慈悲心とは相手を選ばず、また見返りを求めずに、「誰にでも」施すことが大切なのです。

 それができる布施はズバリ「香りの布施」です。

 「お焼香」は「香りの布施」を行うという意味があるのではと思っております。

 梅も、「この人にだけ香りを送ろう」とは思っておりません。

 なのでいつも梅に「大慈悲心の心持ち」を気付かされるのです。

 全国にはもう梅の香りを楽しまれている方もお見えになると思います。

 私も早く「梅の香」に触れたいと思っております。


☆今日の一句☆

 梅の香に
   教えていただく
      慈悲心(じひごころ)

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