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仏教に学ぶ生き方、考え方「手」

 プールでクロールを泳ぐとき、手を「どのように」水に入れるかで抵抗が変わってくるそうです。

 水しぶきや泡が出ると、それは運動エネルギーの「浪費」になり抵抗や疲れとなって表れます。

 なので指先に神経を集中し、「飛沫」(しぶき)を立てないようにします。

 手洗い洗濯でも、洗剤の「微妙な触感」ですすぎの回数を判断しています。

 noteの原稿もスマホに「入力」するとき手を動かします。

 「フリック入力」になれないときは戸惑った指も、今ではスラスラ動かせるようになりました。

 私たちは、朝起きてから夜寝るまで、「様々な場面」で手を使っております。

 そして手によって「ほぼ全て」のことをこなしていると言ってもいいでしょう。

 仏教でも「千手観音」様がおられます。

 手が「沢山」ついていていろいろな物を持ったり、形をしたりしている観音菩薩様です。

 これは地獄道や餓鬼道に落ちた人、また自ら落ちようとしている人全てを「救おう」とされているのです。

 なのでまさに「手を替え品を替え」、「あの手この手で」救おうとされるのです。

 私にいただいた「この手」をどう使うのか?

 今一度「自分の手」に気持を向けていきたいものです。


☆今日の一句☆

 ありがたき
     この手に心が
          表れる


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