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ほとけさまのおしえ「マイノリティ」

 メジャーリーグで活躍するであろう野球選手の動向が気になりますが、脚光の影に隠れてマイナーリーグで「密かに」闘志を燃やしている選手も多く見えることでしょう。

 プロ野球に限らず、様々な職業にも所謂「マジョリティ」はあるものです。

 雇用形態でマジョリティといえば「サラリーマン」でしょう。

 日本にはサラリーマンが「約五千六百万人」もいるそうです。

 約一割はいるとされる「公務員」は除く数字なので、実際にはもっと多いでしょう。

 そういうメジャーな職業に合わせて、世間は動いているものです。

 なので、土日にはショッピングモールも混雑しますし、ボーナス時期や忘年会シーズンには飲食店が「活況」を呈します。

 そんな人たちの影に隠れて、お坊さんは土日に集中する「法要」をこなし、「年末年始やお盆」は忙しく動き回っております。

 そして平日に「コソコソと」出かけたりするのです。

 収入も「最低水準」のマイノリティにおりますので、あれこれ工夫して節約や倹約をして、クーポンやポイントを駆使しております。

 そして「千人に三人」しかいない僧侶という立場もマイノリティ、地方のお寺の存在も今や「マイノリティ」になって久しいです。

 でも私は実はマイノリティならではの「よさ」があるのではと思っております。

 それはマイノリティであればあるほど、「個の存在」がくっきりとしてくるのではと考えるからです。

 そしてこの「note」もマイノリティの人たちの生き方、考え方に興味を持っていただける方に、そっとお届けできたらと思っております。


☆今日の一句☆

 マイノリティ
     メジャーにはない
          趣(おもむ)きや

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