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ほとけさまのおしえ「お盆休み」

 いよいよ三連休からのお盆休みが始まりました。

 高速道路は朝から渋滞が伸び、交通機関は混雑しているようです。

 大きな事故や災害がないことを願ってこのお盆休みを楽しんでいただきたいと思っています。

 そしてこの時期はお寺にとっては一年で「最も忙しい時期」になります。

 年回法要に加えて、お盆の法要や御同行様のお宅に伺って「棚経」のお勤めもさせていただきます。

 そこにお葬式が入ってくると、一日お経を「唱え続ける」なんてこともあるわけで、「声帯」にはとても気を遣う時期でもあります。

 そしてそんな時に限って「夏風邪」を引いたりしてしまうのです。

 今朝から嚥下のたびに喉に「鈍い痛み」が走るようになりました。

 といっても他の症状はないので、「見て見ぬふり」をしてお盆を過ごしたいと思っています。

 お盆はもともと「盂蘭盆経というお経の出来事から来ております。

 お釈迦様のお弟子さんであられた「目連尊者」のお母様が、餓鬼道に落ちていたのを救うためにお盆のこの時期に布施をしたのが始まりであると言われております。

 それ故、お盆は普段は疎遠になっている方にも「あまねく布施を行う」ことに意義があるのです。

 布施といっても物を送ったりお小遣いを上げたりすることだけではありません。

 笑顔で一緒に楽しく「時間を共有」する。

 これこそ、和顔施であり言辞施であり、心施であり、眼施であるのです。

 そういう布施を皆さんで行うことに意義があると言っていいでしょう。


☆今日の一句☆

 お盆こそ
    会って話して
         笑い合おう

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