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仏教を学ぶ生き方、考え方「この酷暑の真っ只中で」

 夏が始まって「日に日に」暑さが増してきているようです。

 田舎の自坊でも、朝から太陽が「これでもか」と照りつけておりました。

 その中で、朝から「墓石屋さん」が工事をされております。

 朝、挨拶に見えた時にはもう額から「玉の汗」が吹き出し、来ている服は背中と襟が「ベタベタ」でよれています。

 その中で、墓石を動かしたり砂利を入れたりを手作業で行っておりました。

 本堂を開けてお茶を用意し、いつでも休んでお茶も遠慮なく飲んでもらうように伝え様子を見ていましたが、日陰にいても暑くてしばらくしたら部屋に戻ってきました。

 そんな暑さの中で「働いて」見える方が世の中には沢山見えるんですよね。

 よくお盆のお参りに伺うと、労(ねぎら)いの言葉を頂きますが、考えてみれば僧侶の読経などはそれほど「汗をかく」わけでも「筋肉痛になる」わけでもありません。

 労われてその気になって「大変なこと」をしているかのように思うのは、「慢心」以外の何物でもないとしっかりと心得ておきたいと思います。

 全国の酷暑の中で働いている皆さん、本当に「お疲れ様」です。


☆今日の一句☆

 玉の汗
   働くあなたは
        菩薩様

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