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お盆

正式名称は→盂蘭盆会・うらぼんえ っていうそうです。

前にも書いているかもしれないけれど、自分はおばあちゃんっ子で、小さい頃は毎日のように、何件かの親戚の家にお世話になっていました。(よくかわいそうとか言われる)でも、全然自分はそんなこと思っていなくて、むしろたくさんの人に可愛がってもらえたことに感謝しています。

その中の一人、祖母(父方の母)は私が8歳の時に亡くなりました。ということは、今年で亡くなってから30年経つことになります。

そんな折、「人は二度死ぬ」という言葉を目にしました。意味は、一度目の死は、肉体の死です。今ではテクノロジーが発達していますから、動画などで、大切な人との思い出を振り返ることができます。

 二度目の死は記憶から忘れ去られてしまうことです。今までお世話になった人、自分を育ててくれた、成長させてくれた人etc・・・そういう人たちを記憶から忘れないようにするために、お盆や法事、お彼岸があるのかなぁと改めて考えさせられました。そして、こんな風に思うのです。「自分の大切な人を二度もなくしてはいけない」と。

 自分の役割は自分の子どもたちに、祖父母の存在を伝え続けることだと思いました。祖父母はこんな人だったんだよ、すごくお世話になったんだよ、と。

いつか見てくれるであろう子どもたちへ

祖母(父方の母)は優しい人だった。仕事に東京に通っていて、工事現場のお茶くみをしていた。仕事終わりに駅から家まで自転車で通っていて、幼稚園で遊んでいるパパを見に来てくれていた。パパの大好きないちごをよく買ってきてくれていた。十円玉を花瓶いっぱいに入れていて、たまにそこからお小遣いをくれた。食べたいものがあれば作ってくれた。後から聞くと、料理は得意ではなかったらしい。それでも、何食わぬ顔して料理をしていた。

30年経っても色褪せない存在でいられるように。

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