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英語力を伸ばすには「センスのある質問」をしよう🌛

やあやあまさぽんだよ🐼
"英会話の伝道師" とも呼ばれている。

ぼくは普段から、英語の初級者を対象に、キソ英語をいろんな人に教えているんだけども、こーゆー活動をしていると、頻繁に受講生から「質問」が飛んで来る。

「分からないことがあったら気軽に質問してね~❗👍」と、声を掛けているので、まあそれこそ毎日のように色々な質問が来るのだ。

で、今回の記事をお伝えしたいのは
「センスある質問をできる人は英語が伸びやすい傾向にあるよ」
ってことだ。

いまからこれを具体的に解説していくので、英語に関して疑問点がある人は、ぜひ最後まで読んでみてほしい。

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💎 センスのある質問・センスのない質問

センスのある質問と、センスのない質問との差を分けるものは、「その質問が自己成長に繋がるかどうか」だとぼくは考えている。

たとえば、会社の上司にはホウレンソウ(報告・連絡・相談)をしなさい、とかよく言われるじゃん。

でも、実際に上司に質問をしたり、相談を持ち掛けたりすると、なんだか面倒くさそうにあしらわれてしまう、って経験がある人も多いよね。

それゆえに、面倒くさがられるのが嫌だから、なんでもかんでも自力でやろうとすると、そのうち取返しのつかないミスをしてしまって、後から上司に「なんで俺に相談しなかったんだ❗❗」とか、ぶりぶり怒られるってオチ。笑

まあよくある話なんだけど、報告や連絡を頻繁にしてウザがられる人と、頻繁に連絡を取って評価される人の違いは、「センスのある質問」ができるかどうかだと思うんだよね。

なんというか、うまく言えないのだけど、「相手の揚げ足取り」みたいになっちまってる人っているんよ。

自分が納得いかないから、納得できるように質問をしたがる気持ちは分かるんだけども、やたら細かい部分まで質問をしようとすると、たいていの場合は「そのくらい自分で考えなさい!😤」と言われるはずだ。

まあ、向こうから「なんかあったらいつでも質問してね」とか言ってるくせに、実際に質問したら怒られるって、矛盾してるように感じるよね。

すげーわかるんだけど、ここで一歩、相手の視点に立って考えてみよう。

たとえば英語だったら、勉強してて分からないことがあった場合に、「これとこれの意味の違いはなんですか???」って聞きたくなるシーンがたくさんある。

Would you~? と Could you~? の違いとかさ。

どっちも「~して頂けませんか?」って意味の依頼表現なんだけど、まあぶっちゃけ、ほとんど同じ意味だし、細かく区別する必要はないとぼくは思っているので、好きな方・使いやすい方を使えば良いのだ。

あえて言うなら、wouldは相手の意思を尋ねるときに使うwillの過去形だから、will you~? って聞くよりも少しクッション性がある表現で、couldは「可能」を表すcanの過去形だから、ちょっと相手を試す感じになると言える。

しかしそれらの違いは、日本語で言うなら「~して頂けますでしょうか?」と「~して頂くことはできますか?」の違い程度でしかなく、ぶっちゃけどっちの表現を使おうが、別に間違っていないんだわw

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💎 センスのない質問をしてしまう人々の心理

熱心で知的好奇心の強い英語学習者たちは、こういった "細かい違い" を知りたくて知りたくて仕方がないんだ。

「唯一無二の正解」を求めてしまうんだよね。

でも実際には、言葉に「唯一無二の絶対的正解」というものはなく、柔軟にシチュエーションに応じて他の言葉との組み合わせで決まることが多い。

センスのある質問者であれば、事前に「自分なりの仮説」を立てた上で、「〇〇はこういう時に使う表現で、■■はこういう時に使うのかなと私は考えているのですが、他に何か気を付けた方が良いことはありますか?」みたいな感じになる。

でも、センスが無いと「仮説」を立てることなく、解答者に「丸投げ」のような感じで「〇〇という表現は、■■ではダメなのでしょうか❓」みたいな「自己正当化」が目的の質問を投げ掛けてくる。コレは本当にありがち。

ぼくがいつもそれ系の質問に答える時は、だいたい「どちらでも大丈夫ですよ^^✨」みたいな感じになるw

細かいニュアンスの違いは確かにあるんだけど、そこはあまり細かいことを追求しても、しゃあないんだよね。

"そういうモノ" として受け入れるしかない。
言語は常に変化する生き物なのだ。

でも、英語初心者の方々は、この「そういうモノとして受け入れる」ってのが嫌いなので、ひじょーに答えに詰まる質問をされることもある。

日本語に関して外国人から「"ゆえに" と "したがって" の違いはナンデスカ❓👱とか聞かれても「同じだよ」としか答えられんのと一緒だよねw

「"昨日公園に行った" と "昨日公園に出掛けた" の違いはナンデスカ❓👱みたいな、ひじょーに細かくて答えづらい質問を、多くの英語学習者が、あちこちに丸投げしてしまっているのが、日本の現状なんだわ。笑

このブログ👆には、「20歳のことをなんでハタチって言うんですか?」と尋ねられて、「そういうもんだから」と答えた通訳者の苦悩が語られている。

センスのある質問者なら、こういうことは尋ねない傾向にある。なぜなら自分で調べた方が早いし、無駄がないって分かってるからね・・・。

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💎質問センス(質問力)を高めるカンタンな方法

いろんなことに疑問を持つのは非常に良いことだ。

物事は何でも "why?" から始めるのが良いとされるし、単純な丸暗記よりも、きちんと理屈を伴った暗記の方が、物覚えも良くなるとされる。

だから、知的好奇心を高めに保つことは決して悪いことではないし、これからもいろんなことに疑問(why / how / what)を持ち続けて欲しいなと思う。

しかし、そもそもなんのために質問をするのか、を考えてみよう。

これはあくまでぼくの考えだが、人が質問をするのは「自分がより広い視野を手に入れるため」だと思うのだ。

質問によって自分が思いつかなかったような発想や知識を新たに手に入れて、どんどん世界観を拡張していき、体系的な叡智を獲得する。

この「疑問に感じる心」を失ってしまった人間は、ただのロボットである。

この「ロボット」というのは「素直」とは違い、自分の考えやクリエイティビティを持たず、ただ単に他人の命令や指示に従うだけの存在なのだ。

しかし「素直な人間」の場合は、自分なりの考えを持ちながらも、他の人の意見やアイディアに対して「そういう考えもありますね❗」と、自分以外の人々の価値観を尊重し、必要があればそれを採り入れる柔軟性を持つ。

こういった素直な英語学習者は、己の実力をスピーディかつ効率的に高められるだけではなく、他者を敵に回さないから、どんどん目標を達成する。

ある意味、器がデカイんだよな。

どちらかっていうと、年齢が若い人ほど素直に他者の意見を聞き入れる傾向があり、年配者ほど自分の考え方や価値観へのこだわりが強い傾向がある。

しかしもちろん、歳いってる人であっても、びっくりするくらい素直な英語学習者もいるので、そこは一概には言えないだろう。

結論を言うならば・・・

質問センスがある人とは、柔軟性が高いのである。

すなわち、きみがもしも「もっと質問力を高めたい」と思ったら、質問をする直前に「この質問の仕方は自己成長に繋がるだろうか?」ということを一度、自問自答してみるのが良いと思う。

そうすれば、どんな答えが返ってきても(あるいは答えが返ってこなくとも)それを自己成長のためだと意味付けすることができるから。

ぼくもこれまで、色んな人に質問をしたり、アドバイスをもらったりしてきたけど、その全てが必ずしも納得の行くモノではなかった。

しかし、自分が納得できなくても、「とりあえずその意見を受け入れて実践してみる」ことで、自分の視野を広げられたり、自分ひとりでは気付かなかったであろう重大要素に気付ける、という経験は多々ありましたわ。

納得のいかないことは思い切って誰かに質問してみるのが良いと思うけど、それと同時に「納得がいかなくてもとりあえずやってみる」「自分以外の他者の視点を素直に受け入れてみる」ってことも必要だと思うんだよね。

質問センスの高い人ほど、英語力は伸びやすい。
質問センスを高めるには、素直であること。

これを今後のきみの英語学習に、少しだけでも取り入れてみてほしい。

たぶんその方が、英語を楽しく感じられるようになるだろうから・・・。

それではまたね👋

まさぽん(a.k.a. 英会話の伝道師)

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