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気胸にかかって入院した話①

長身で細身の若い男性がかかりやすいとされている疾病「肺気胸」

に、なんの前触れも無く襲われた中肉中背の女性

が、初めて経験した手術・入院の話をしていきます。

これから気胸にかかる人たち、初めて入院することになってパニックになっている人たちのほんの少しの気休めになったら嬉しいな

という気持ちは8%くらいで、残りの92%は自分の人生経験(レア度★★★★☆)として書きます。


第①章〜筋肉痛かと思いきや〜


2020年6月19日 金曜日

いつもの如く9時のアラームで目を覚まし、二度寝をかまし、11時に起床。

  あれ?なんか右肩が重いな・・・

  あ、昨日の筋トレの筋肉痛かな、鍛えられてるぜ・・・! 

と呑気に日課のヨガをしている最中でした。

  なんか右腕伸ばすと息しづらいな・・・

  もしかして呼吸が変じゃない?

朝の(もう昼)鈍い頭や体でもわかるくらい「なんか変」な自分の身体。

少々医療に詳しい母にこの違和感を伝えると、「寝違えたんじゃない?」「整骨院か整形外科?いくなら保険証持っていきなよ〜」と。

  うーん、なんか骨とか筋肉ではない気もするなあ、検索するか

  「肋 肺 違和感」「肺 吸うと痛い」「右肺 呼吸しづらい」

  これまさかコロナじゃないよな?違うか

  気胸・・・これか?でも男性に多い?違うか・・・まさか・・・がん?

  とりまバイトまでまだ時間あるし、通勤途中にある内科クリニック寄ればいいか!

小雨の中、徒歩20分もなんだか辛い気がしてくるくらい呼吸があれてきたため、ナイロンパーカーを「かぶれぇ!(Mr.パーカーJr.)」して、少し急いで自転車で向かいました。

クリニックに着く頃にはもう立ってる事もきつく、ゼーゼー言いながら診察を受けました。

先生が見せてくれたレントゲン、ぱっと見素人には何もわからなかったのですが

「気胸というやつですねー、女性で少し珍しいんですが。見てくださいこれ、肺が縮んでいます。穴が空いているんですよ。」

  ・・・穴?

「ちょっと大きい病院紹介状書きますね。今日何で来ました?自転車?雨で呼吸もそんななのに?じゃ、タクシー呼びますね。入院の可能性もあるので保護者の方もできたら来てもらってください。」

  ・・・入院?

  なんか思ったより大ごとかもしれん・・・

母に即ライン、バイト先にも「肺に穴空いちゃって!」と電話を入れました。

タクシー乗る間もどんどん重くなる自分の身体が怖かったです。

と同時に、自分の身体の異変に自分で気づいて病院に行けた事が少し嬉しかったです。

  なんで男がなる病気に・・・?

という疑問を残したまま次回へ続きます。




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