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車中分娩「病院に向かう車の中で子供が産まれた話」

2021年9月、第三子が生まれました!

その時に経験した、この記事のタイトル「病院に向かう車の中で子供が産まれた話」をまとめてみます!

我が子を自家用車の中で取り上げるという、本当に凄い経験をしました。

ウチの妻は安産体質

ウチの妻は安産体質なのか…

最初の子が2時間。二番目は38分。

と、、陣痛〜出産までが早いのです。

しかも二番目は4400gなのに自然分娩でこの速さ。

今回の3番目の子はもっと早いのでは…と心配してました。

家から車で20分ほどの病院に間に合うのか?

と、出産前から心配してました。

出産の日

予定日が近づき、ある日の朝方、お腹に痛みがありました。

すぐに病院に向かい、無事到着!

入院してこのまま出産だな、今回は立ち会い出産はできないけど間に合って良かった。

と、思いきや、、

まだ出なそうということで帰宅させられることに…

そう簡単には入院させてもらえないんですね。

そして事件が・・・

そして事件が起きたのはその日の夕方。

自宅近くの職場にいた私。

再びお腹の痛みを感じた妻から連絡を受け秒速で帰宅。

どうやら今回はヤバい。

万が一を想定し、車の後部座席にレジャーシートを敷きました。

妻を乗せ、私が運転し二人で病院に向かいました。

車は、スライドドアで乗り降りしやすかったので義理母の車を借りました。

車はダイハツ・トール。

今考えればこの車で本当に良かった。

まじでこのレビューは何の役にも立たないと思いますが、車中分娩に最も適した車ではないかと思います!

病院に向かう途中はヒッヒッフーと、できるだけ力まないように声をかけていましたが、、、

病院まであと半分くらいのところ。
「パパ!もうダメ!産まれるー!」となり、、慌てて車を停車させました。

田んぼの真ん中みたいなところで、もうどうしようもない…

この状況にも実は妻は冷静で、病院に電話をかけてました。

スピーカーにして状況を説明しながら、私が後部座席の方に回ると・・・

え?!

お股から顔が出てる!!!?

この後どうなる?!
出るの?このまま??どっちなんだい?!

と焦りつつ、出てきた顔に「え、可愛いんですけど!」と感じました。

とパニック状態になりながらも、そのまま体まで無事にすっぽり産まれました。

もしこんな状況になったら、まずは綺麗なタオルで顔を拭いてあげるんですね。

すると、元気にオギャーと泣きました。

そのままタオルで包み、ママのお腹に乗せました。

これは全てママの指示です笑 本当に冷静でした。

へその緒ってすごい

この時、へその緒は繋がったままです!

へその緒って、長くて凄くキレイなんですよ!

グロいみたいなイメージがあったんですけど、全然そんなことない!神秘的な感じがしました。

レジャーシートも敷いてましたが、血とかそんなに出なかったんですよ。

汚れなどは対して気にならなかったです。

そのまま病院に向かいました。

病院にいた阿佐ヶ谷姉妹

病院へ到着すると、阿佐ヶ谷姉妹によく似た二人組の看護師の方が待ち受けていてバトンタッチ。

「お父さん、ナイス ジョブです」と、これまた阿佐ヶ谷姉妹に似せにきてるセリフと口調だなと思いつつ、安心して涙が出ました。

そのまま処置をしてもらい、母子ともに健康!

ハプニングがあったが、無事完了!

と、思ったら大変なのはここからでした。

出生届けが出せない!?

市役所へいくと、出生届けが受理されないとのこと。

何故かというと車中分娩では、病院の出生証明がでないんですよ!

申述書というものを提出する必要がありました。

これは、いつ・どこで・どういう状況で子供が産まれたのか説明する作文みたいなものです。

前例が少ないのか、市役所の方の説明もイマイチ。例文も無いんですよ。

もし例文が必要な人がいたら私の資料を差し上げますので連絡ください。

そして、産まれた場所の地図なども添付して、届け出完了。

まだ続きます。

法務局の調査もある…

その後、法務局からの調査が入ります。

自宅訪問があり、対面での状況説明や、へその緒の確認など。

へその緒繋がったまま病院に行ったのに、なんで?って感じですけど、そういうルールみたいです。

法務局の調査のあと数日後にようやく出生届けが受理されました。

出産から一ヶ月ほどかかりました。

地元新聞の産ぶ声欄にはずいぶんと遅れて掲載されました。

まとめ

長くなりましたが、周りに同じような経験をされてる人は居なかったですし、参考になる内容がネットでも見つけられなかったので、ココにまとめてみました。

・ダイハツトールは良い車
・阿佐ヶ谷姉妹は面白い
・レジャーシートは便利
・車中分娩は大変
・ママって凄い

参考になれば幸いです。

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