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消極的選択としての注文住宅

家を建てようと思い立った背景 ( 2022 年 1 月現在、検討中)

きっかけ

現在 3 LDK のマンションに住んでいるが、手狭になってきたので、広い家に住みたい。 最低限の要望としては

  • 夫婦共に在宅勤務なので、それぞれにドアの付いた書斎が欲しい

  • 将来的に子供 2 人それぞれに個室を用意したい

仕事用に近くのアパートを借りようかと思ったものの、家事育児等の利便性を考えると、1つの家にまとまっている方が良い。普通に考えると 主寝室 + 子供部屋 x 2 + 書斎 x 2 の 5 LDK となる。将来的に子供は出ていくのだから、そんなに部屋数はいらないでしょ?という話もあるが、インドアの趣味があるので個人的には全く困らない。

賃貸 vs 持ち家

おおまかに住宅の選択肢としては賃貸と持ち家があるが、そもそも賃貸に 5 LDK なんて物件はほぼない。( 東京近郊が前提である )

マンション

持ち家だとマンション、戸建てとなるが、マンションにもそんな物件はほぼない。広めの 4 LDK の一室をリフォームするという手もあるが、マンションでは窓の位置を変更できないため、これもなかなか難しい。そもそもマンションの窓は共用部である。

というわけで、ほぼ戸建て一択となるが、この先が長い。 

建売

まず、いわゆる建売。3 階建て 3 LDK という構成をよくみかける。1 階の一部分が駐車場になっていたりする。書斎が1つ付いていることもあるようだが、書斎は 2 つ必要なので、ほぼ該当する物件はない。マンションもそうだが、ボリュームゾーンを狙うと 3 LDK or 4 LDK となるのだろう。

規格(企画)住宅

では新築の規格住宅はどうか?規格住宅というのは建築家があらかじめ設計をしており、自由度が下がるかわりにコストが抑えられるという代物らしい。伊礼智設計室の i-works[*1]、松尾設計室の MSDG[*2] 等がある。MSDG なら耐震等級 3、Heat20 G2 で性能は折り紙付きだ。だが残念ながら、規格住宅もボリュームゾーンを狙う性格上 30 坪前後のものが多い。書斎が 2 つ付いた規格住宅があると良いんだけど、やはりビフォーコロナでは特殊要件か。

中古住宅

次に中古住宅。5 LDK という物件は少ないが、ちらほらある。

ここで日本の住宅寿命の話になる。平均で 30 年前後らしい。 (要出典)  そういえば実家の木造住宅がそのくらいだ。地方なので 5 LDK だ。車 2 台分の駐車場に庭もある。広さは十分だ。しかしあれに住めるか?と言われるとなかなか厳しい。どう考えても、夏は暑いし、冬は寒い。いまのマンションの快適さを捨てられない。

だったらリフォームすればいいのでは?となる。そうだ、リフォームの匠にお願いしよう!中古物件を買ってリフォーム。これは良さそうだと調べていくと、スケルトンリフォームの場合、新築と同程度のコストが必要だったりするらしい。( 要出典 )

またシロアリ等で躯体の状態が悪ければ、そもそも建替えるしかない。なるほど 30 年で建て替えてしまうわけだ。簡単なリフォームですむ、性能の良い中古物件を探しているが、なかなかな見つからない。スウェーデンハウスや一条工務店などの築浅が狙い目という話だが、なかなかない。
マンションのリフォームは一般的になってきたようだが、戸建てのリフォームは技術革新が必要だろうか。

新築注文住宅

最後に新築注文住宅。友人、諸先輩方の話を聞いていると、打合せなどの手間が多く、自分には向かないのでは?と思っていたが、他に要望を満たせそうな選択肢がない。いい中古物件が見つかればいいんだけど。仕方ない。これほど消極的に注文住宅を建てる人はあまりいないかもしれないが、他の選択肢が悪すぎる。

まとめ

東京近郊で供給されている住宅は 3 LDK が多く、現状では夫婦共に在宅勤務 + 子供 2 人という条件を満たすのはなかなか難しい。アフターコロナにおいては一般化するかもしれないが、そこまでは待てないので、土地を探して注文住宅という選択となる。

参照

  1. i-works project https://www.i-works-project.jp

  2. MSDG https://home-i-land.jp/house-12.html


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