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買い支えで生じる効果3選

買い支えによって生じる効果を、思いつくままにいくつかあげていきます。

(1)まちの老化防止
(2)まちがダサくなるの防止
(3)まちの知的水準維持

これぐらいですかね。
第一に、まちの老化防止です。
何についても言えることではありますが、老人はあまり消費しません。(統計上明らかなんですが、何の統計か忘れました。)
ゆえに、高齢者になる前に、買い支えたいものを買い支えるとまちの老化防止になります。

第二に、まちがダサくなるのを防止できます。
都会のカフェはオシャレだけど、田舎の喫茶店はダサイ、という傾向は、余程の例外を除いては、実際にそうだと思います。

何故か。
田舎の喫茶店の努力不足でしょうか。
否定はしないですが、都会のチェーン店と田舎のチェーン店で、全く同じメニューを出して、店の努力でここまでの違いが出ますか。

私は、田舎の喫茶店がダサイのは、田舎の客の服がダサイからだと思っています。
なぜここまでダサイのか。
答えは簡単で、売れ残りの安物でまあいいか、と思っているからです。
セール品を否定していませんが、「まあいいか」という消費行動が、遅効性の猛毒です。

元々欲しかったけど一旦やめておいた、セールになったから買った、というならまだいいです。
オシャレな人々が買わずにいた、オシャレでない人々も買わずにいた、最後の最後の売れ残りでもいいと思えるのは何故か。

それは服をこれ「で」いいと思っているからに他なりません。これ「が」いいと思えていないからに他なりません。

地方都市はまだいいのです。買えはするし、着ることがある人もいるでしょう。
過疎地では買えません。
通販サイトで買えはしますが着れません。
出る杭を打つ国家ではオシャレなんてできる訳がないのです。

洋服も、雑誌も、喫茶店も、買い支えなければ、撤退します。都会の大型店舗のみで展開することになってしまいます。
ゆえに田舎の喫茶店はダサイのです。

最近、地方の大学生等(高等教育機関在学者等)に、首長や議員が意見交換(という名のアピール)をする際に、何度か読んだのですが、大学生等の意見は概ね、「オシャレな喫茶店が欲しい」でした。
(忖度意見を除きます。)

田舎は今までどれだけ買い支えずに来たか。
洋服も、雑誌も、喫茶店も。
中高年と高齢者は心の底から反省してほしい。
そう思います。

第三に、まちの知的水準の維持です。
電子書籍の後進国である日本で、知的水準を維持するためには、まちの書店はもうしばらくの間は不可欠です。

日本における書店は、書籍ではなく雑誌で経営が成り立つ状態ですから、雑誌を含めて買い支えをしなければなりません。
けれども、まちがダサイと、ファッション雑誌が売れません。まちが老いてしまったら、少年漫画雑誌もエッセイ漫画雑誌も売れません。

雑誌が売れないと書店は撤退なんです。
書店が撤退した場合、中高年の知的水準が格段に落ちてしまうんです。それに引きずられてしまい、中高生の知的水準も必ず落ちるんです。

いやいや、通販サイトで買える、という批判は、あくまでも個人の知的水準の話でしょう。まちの知的水準は維持されません。
いやいや、インターネットがある、という批判は、高齢者のインターネット使用率を知っていて言っていますか、と返さざるを得ません。
さらに、インターネットの無料情報に溺れている中高年が、有料情報をどれだけ泳げるか、本当にわかっていますか、と返さざるを得ません。
有料情報を泳げるならこんな電子書籍の普及率になんてなっていないでしょう。

もう一度述べます。
田舎は今までどれだけ買い支えずに来たか。
洋服も、雑誌も、喫茶店も。
中高年と高齢者は心の底から反省してほしい。
そう思います。

本音は有料部分で述べようと思っていましたが、しばらく無料にします。

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