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【AI】アートにも活用?人工知能の新トレンド、GANとは?仕組みも解説!

GANとは?

GANとは、「Generative Adversarial Network」の略称です。

論より先に、まずはGANの技術を使って作られた動画を見てみましょう↓

なんと人工知能が、馬をシマウマに変えてしまっているのです。

おそろしいですね・・・

このGANは人工知能の新たなトレンドとして最近注目を浴びています。

Facebook人工知能研究所のトップであるヤン・ルカン氏も「機械学習にのここ10年の研究で最も面白いアイデア」と発言しております。

GANの考案者

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GANの考案者はイアン・グッドフェローという人物です。

世界で最も重要な人工知能研究者の一人と言われております。

さらに、面白いのはこのグッドフェロー氏がGANを思いついたのがバーだったという事です。

友人とバーで自分たちの研究に対して議論をしていました。

友人は、写真の情報を人工知能に与えれば、人工知能が画像を生成できるのでは?といった研究をしていました。

その研究に対しグッドフェロー氏は「人間が与えないといけない情報が多すぎてそんなの無理だ」と言いました。

しかし、グッドフェロー氏は思いついたのです。

「人間が情報を与えるのが無理なら、その情報さえも人工知能が与えれば良いんだ」と。

そして、グッドフェロー氏は酔ったまま家に帰り、そのプログラムのサンプルを夜通し作成しました。

そのサンプルプログラムの名称が「Generative Adversarial Network」です。

GANの仕組み

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slideshare.net引用

冒頭にも述べましたが、GANとは「Generative Adversarial Network」の略です。

Adversarialとは「敵対する」といった意味があります。

二つの人工知能が敵対し競い合いながら成長していくようなイメージです。

GANのことを「敵対的生成ネットワーク」と呼んだりもします。

GANには2つの人工知能が登場します。

・Discriminator ⇒画像が本物か偽物かを判定する人工知能
・Generator ⇒偽画像を生成する人工知能

Generatorが偽画像を生成し、Discriminatorを騙そうとするという過程を繰り返すことで、より本物に近い画像をGeneratorが作りだせるようになるという仕組みです。

GANにより「できること」

GANでできることを紹介します。

モザイクから画像を生成

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ai.intel.com引用

GANが普通の人工知能と違うのは、判定をするといっただけでなく能動的に画像を作成できることです。

例えば、モザイクから実物を想像し本物っぽい画像を作成するといった事もできます。

現実にはない画像の作成

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www.rbbtoday.com引用

この画像は、スノボーをしている画像を葛飾北斎の絵っぽく人工知能が作り出しております。

葛飾北斎のタッチを人工知能が学んでいるのです。

アートの分野にも人工知能が進出していくかもしれませんね・・・

GANに「期待されていること」

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このGANに期待されているのは、画像の生成だけではありません。

GANの仕組みを使えば、音声の作成も可能と言われております。

新しい研究ですので、これからも様々な分野で応用される日も近いかと思います。

まとめ

GANについて書いてみました。

人工知能の発展は楽しみでもあり、恐ろしくもありますね・・・

書いてみて、このGANは本当に将来性があると感じました。

個人的にもっと勉強して詳しくなりたいと思います!

最後までお読みいただきありがとうございました!!

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