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【コントの書き方】脚本を書く基礎を解説-違和感をコントロールせよ

元お笑い芸人・Webライターのさいまさ(マサの季節)です✑

コントの書き方の基礎の基礎を超わかりやすく書くという「誰が見るんだよ」といわれそうなnoteを書いていきたいと思います。

今回の要点は、

✓ そもそものストーリー展開は違和感がないように書くべし
✓ ストーリ展開のズレはボケ。しっかりツッコミを入れよう

です。

書いている僕はその昔、4年間ほど人力舎という芸能プロダクションの下部組織でお笑い芸人の末席を汚していました。

現在は人材系企業の支社長を本業とし、webライターを主軸とした副業をいろいろやっているなかで、昔とった杵柄でYou Tubeでコントなどの脚本もほそぼそと書いています。

👇こんな感じのコントを書いています。同チャンネルの他の動画は僕のものではないものもあります。


webライターを副業として行っている経験を活かし、どこよりもわかりやすくコントの書き方を解説していきたいと思います。

このnoteを読めば、面白いコントや脚本を書く基礎がわかるはず。ぜひ最後までお付き合いくださいね!

このnoteはこんな人向けに書いています✑
✓ 面白いコントや脚本を書きたい
✓ 物語的なものを書いているなかで、ちょっと笑いを取りたい

そもそものストーリー展開は違和感がないように書くべし

そもそものストーリー展開に違和感があると、見ている方は冷めてしまいます。

上記のザビエルのネタ帳を例にしてみましょう。

このコントでは「職務質問」というシチュエーションがありますよね。

ストーリー展開に違和感がないようにするということは、この「職務質問」ができるだけ自然な流れで行われているか、という視点でみなければいけないということです。

たとえば、「職務質問でするであろう質問をしているか?」「警察として正しい言動をしているか」というようなことです。

ここが押さえられてないと、見ている方は「いや、そうはならないでしょ」「あ~このボケを言わせたいから、こういう展開にしたんだな」とかと違和感を覚えてしまい、興ざめしてしまうんですよね。

たぶんこれは、脚本を書いたことのない人が最も見落としやすいところです。

でも、この部分はいわば、家でいうところの大黒柱であり、扇子でいうところの要であり、イカでいうところのスジである部分。(いかソーメン食べたい)

ここがしっかりしてないと、ボケも活きてこなければ、ツッコミも活きてこないんですよね。

なので、このそもそものストーリー展開に違和感をつくらないことは、面白いフレーズやボケを考えるよりも遥かに大切ということを、まずは認識していただければと思います。

ストーリ展開のズレはボケ。しっかりツッコミを入れよう

前章でストーリー展開に違和感がないことがコントの屋台骨であることをお伝えしました。

しかしそれだけで終わってしまうと、ただのありふれたつまらない話で終わってしまいますよね。

職務質問であれば、ただ職務質問をされて逮捕されるか、開放されるかして終わるという、まったく面白みのない物語になってしまう。

そこで、通常のストーリー展開を「フリ」として、そこに「ズレ(ボケ)」を作り、それを「指摘(ツッコミ)」することで笑いに変えるわけなんです。

屋台骨である「当たり前・普通(フリ)」から、あえて「逸脱する(ボケ)」んですね。

※「フリとオチ」について、もっと知りたい方は以下の記事をどうぞ。

もう少し具体的に説明します。冒頭の職務質問のネタを例にしてみましょう。

怪しそうな人を呼び止めて質問したり、所持品の開示を求めたりと、「警察がする職務質問」としては基本正しい言動をしています。これが違和感を持たせないための屋台骨の部分ですね。

ただしこの警官は、なにかにつけて「スグに逮捕しよう」とします。これが警察としては逸脱した行為であり、「ズレ=ボケ」なわけです。

なのでそこに対して職質されている人が、的確な「指摘=ツッコミ」を入れて、笑いに変えているんですね。(変えていますように)

この「ズレ」を流してしまう、つまりツッコミを入れないと、見ている側は「おかしいことしてるのに、なんでスルーしてるんだろう」と違和感を覚えてしまい、その後のストーリーが入ってこなくなってしまうんですよね。

ちなみに後半は、「職質とは関係ないことを聞く」「犯罪とは関係のないことで逮捕しようとする」などと、徐々にボケの振り幅を大きくして、それに対しても強めのツッコミを入れていって盛り上げていく感じにしていっています。(いわゆる「階段」ですね。)

▶まとめ・違和感をコントロールすることが重要

まとめると、コントや脚本を書く上では、以下のようなことが基本になります。

① まずは違和感がないストーリーを作れるようになることが第一
② その次にそのストーリーにあえて違和感をつくってそこにツッコミを入れる

このように脚本のなかでの「違和感」を的確に捉え、コントロールできるようになれば、しっかりとした笑いが作れるようになるはずです。

ただ、もし「そもそも冒頭の動画がつまらないよ」という方がいらっしゃれば、この場を借りてお詫び申し上げたいと思います。この度は誠に申し訳ございませんでした。

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