股関節を大切にする

今回は7月21日に開催した
股関節と胸郭のBody Workで感じたこと
まとめていきます

股関節の成り立ちにも個性があって
大腿骨の受け皿のかたち
大腿骨の頸部と言われる部分の長さ
骨頭のかたち
関節を構成する骨たちの違いは
動きの特徴として現れます

この周りにある筋肉の動き方にも個性があります

ただ、筋肉の個性に関してはある程度でしたら
再教育していくことで動きをなめらかに
そして動き方が楽になっています

これは周囲の組織と手を取り合うことで
生まれてくる連携です

連携がスムーズにいくと「動き」に関しては
円滑に進めることができますよね

動きを見ていく中で基礎となるものが
関節の構造や基本的な動作です

その基本的な範疇を超えていくことで
怪我をすることもあったり
一方では人間離れした動きとして
見るものを魅了することもあるのです

図書館でアスリートヨガとい本を借りてきたのですが
動き方の基本が書かれています

アスリートであろうと一般の方でも
基本的に動く要素は一緒

しかし動きの質や、生み出せるエネルギー
動かせる範囲が違うこと、コントロールできる幅
などが違うので結果が異なってきます

できないのが悪いのではなく
自分の体でできるようにするためには
現在地がどうなっているのか?を知れば

行き先はあるので、それに向かって進んでいく

もちろん一筋縄では行かないこともあります
でも動かしてみることで今の自分を知る
そして少しづつ動くことを「実行」するだけです

今回のボディーワークでも体を捻る
筋肉を明確に伸ばすことを行いました

股関節を曲げてみましょうとの一声にも
三者三様の動かし方が現れます

自分では曲げていると思っていても
実は内側にねじれてしまっていたりもします

このあたりを、基準を設定することで
自分のズレが見えてきます

仰向け、うつ伏せ、座って、膝立ちして
一つだけではなく動く面を変えていきます

そこで感じる自分基準からずらしていく
ずらしてみると、動きやすくなることも
筋肉が伸びにくくしんどい場面も訪れます

もちろん、体に危害が及ぶほど無理やり
動かす必要はありません

けれども10秒でも20秒でもとどまれる
ならば少しだけとどまってみてほしい

体にここまで動かせます
ここまで伸びています!と伝えることも
できるからです

これも不思議なもので推奨される秒数
効果的と言われる秒数も常に変化したり
競技によっても違ってきます

ここにはコンディショニングの概念があり
自分自身の調整にはどのようにしていくことが
いいのか?という部分も含まれてくるからです

深いんです、沼なんです

足の母趾球、小趾球、踵でのバランス変化を
みてもらいました

ヨガブロックの上に乗りながら
片足を浮かしてもらいます

はじめと、途中経過、最終的な動きのつながり

この3つの視点を観察してもらいます

初めの感覚と、中間地点では
体の内側で受け取れる感覚に変化が出ます

この変化の表現は多様にあるので
言葉にできるものとそうでないものがあります

そして最終的に動きのつながりを
感じてもらいます

たった1時間なのですが
自分自身の内側で受け取れる感覚と
外側へのアウトプットとしての「動作」の
変化に気づくことができるようになります

普段の自分の姿勢と対比できたり
鏡を見た時に見た目の違いを感じることができたり
体の内側の感覚が変化していたり

それぞれの変化を楽しんでいただきました

グループレッスンではあるのですが
その中で動き方の個別性をお伝えしながら
進みます

動かし方の提案をこちらからさせてもらうのですが

ここでご本人の動きが「あ!!」とか
「これか!!」のように気づいた瞬間の楽しさも
お伝えしていると感じる部分です

運動が苦手だとか
あまり感覚的によくわからないという方も
いらっしゃいます

その方でも動きの質が変わることで
実体験することが可能なんですよね

もちろん、動きの感覚を捉えられる方は
ここで自分の課題が見つかる場合もあるんです

グループで行う動きなのに
動かし方の課題は違う

この基準となる線や点をどこに引くか?
により気づきが変化していきます

自分の動く軸が知れると面白くなるんですよね

こちらが面白くするというより
自分のからだが面白がってくれるといった方が
あっているかも知れません

運動を伝えることも、施術を行うことも
根源は一緒なのではないか?と最近感じています

このあたり「自分の当たり前」を壊しながら
また今日も歩もう!ということで

9月15日の日曜日午後
御茶ノ水にて股関節と胸郭に関する
ボディーワークを行います

自分で感じてみること大切です

店主


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?