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僕が復職を決めた理由

過去の記事でも綴らせていただいた通り、僕は現在も会社を休職しています。しかし、2024年8月26日から復職する決断をしました。
僕自身が構造に疑問を抱えていた会社、ましてや苦痛に感じていた営業職での復職です。休職が決まった当時の僕ではおそらく想像も付かなかったであろう選択をしました。
ではなぜ復職という選択をしたのか。
今回は、その背景にある理由や心境を綴りたいと思います。

早速ですが、僕が復職した理由は2つあります。

1つは、1冊の本との出会いが僕の「営業」に対する考え方を変えるキッカケを与えてくれたからです。
私が出会った本は『「営業」とは再現性のある科学』という本でした。
ネタバレになってしまうので詳細はお伝えできないのですが、この本には、お客様に「売り込む営業」からお客様に「選ばれ続ける営業」になるための方法やその根拠、考え方などが詰まっていました。
営業に対して、売り込んだり、数字に追われたり、過度に競争を煽られたりするようなネガティブなイメージが先行していた僕にとって、お客様から「選ばれ続けるためにどうすればよいか」と少し視点を変えて説明されているので、「こういうアプローチもあるんだ!」と思えましたし、何より「営業」という仕事への認識や捉え方が覆され、実践してみたいと思えました。
この本との出会いがキッカケとなり、復職するならばどうしても通らなければいけない「営業」という仕事に対しての捉え方を転換できたことで、自分の今後の選択肢に復職が入ったんだと思います。

もう1つは、入社以前からの目標だった「誇りややりがいを持って活発に働ける人を一人でも多く増やすこと」を諦めたくなかったからです。
休職してなお諦められなかったのは、大学時代、働くことにおいて転機となった強烈な出来事が影響しています。

少し昔話をさせてください。

大学時代、僕の身の回りにいる社会人の方達は仕事に対してネガティブなイメージを持っていました。そして周囲の大人がしんどそうに仕事をしている様子を見て、僕にとって仕事をする事は「何か辛いことを我慢しながら行うもの」なのかもしれないと思っていました。
僕自身もそのような価値観にとらわれ、アルバイトを始める際、比較的楽そうで時給が高い仕事に目をつけ、働いていました。
初めはお金も稼げるから問題なく働けましたが、自分じゃなくても出来るんじゃないかとか、作業が機械的で誰でも出来て成長実感がないなど、次第に仕事に対する意欲も向上心も無くなり、最終的にはやめてしまいました。

そんな中、様々なアルバイトを転々としていましたが、僕にとって転機となる仕事に出会いました。
それは小さな島のとある農場で、広大な畑から作物を手作業で収穫したり、サイズを選別したりする仕事でした。1日8時間、とてつもなく広い畑から何千何万もある作物を数人で手作業で収穫していくのは本当に大変でした。
しかし、働いている皆様や農家さんが楽しそうに真心込めて働いているそんな環境で働けていることで初めて仕事を楽しいと思えました。
その経験を振り返ったときに、「仕事に対するネガティブイメージは払拭できるんや」と僕にとってのこれまでの当たり前が覆されたと同時に「僕以外も例外ではない」「仕事と人とのマッチング次第では皆のネガティブを払拭できるのでは」と感じました。
そこから、過去の僕のように仕事に対してネガティブなイメージを持っている人を少しでも多く救えないかと思い、「誇りややりがいを持って活発に働ける人を一人でも多く増やすこと」を目標にしました。

長くなってすみません笑
話を元に戻すと、そんな強烈な体験をしたからこそ、辛くても諦めきれなかったんだと思います。
「営業」という仕事に対する捉え方の変化と強い目的意識があったからこそその役割を担える会社に復職するという決断をしました。
これからもきついことは沢山あると思いますが、辛いときこそこの気持ちを持ち続けて奮起出来るように定期的に振り返ろうと思います。

以上です。
読んでくださった皆様、ありがとうございました。



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