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ポケットチーフの折り紙が、壮大な妄想物語に発展。

先月、友人の結婚式で、なくしたポケットチーフの代わりに「花折りピラミッド」を付けて行ったところ、思いのほか好評だったので、調子に乗って先週あった別の結婚式でも付けて行きました。作品は「あじさい井桁・詰め(5×5)」。

下の写真は、前回の作品。

反応は、良かったです。やったぜ!
もうチーフ新しく買うの、やめようかな。

しかし、やっぱり少し恥ずかしいですね。さすがに電車内でつけるのはやめました。知らない人に話しかけられたら、気まずいじゃないですか。そのへんの子供が「欲しい」とか言ってきたら、あげたくなっちゃうじゃないですか。お母さんが「ダメよ欲しがっちゃ!こっちに来なさい(ヒソヒソ)」とかいうパターンに発展しちゃうじゃないですか。

とか色々考えて、電車内で付けるのはやめました。でも例えピラミッド付けて電車に乗ったところで、他人の胸ポケットなんて見ないし、見たとしてと話しかけないっすよね。まぁ良いんです、妄想だもの。

じゃあ、せっかく妄想なんだし、もっとぶっ飛んだ妄想しようじゃないか。よし。妻を呼んでこよう。

ということで、妻と2人で壮大な妄想物語を作りました。

♦︎♦︎♦︎
ある日、私が折り紙のピラミッドを付けて電車に乗っていると、豪華な民族衣装を来た人々がドヤドヤと乗ってきて、私の胸ポケットを見るないなや「そ…それは!我が民族に伝わる呪いの紋様!」「不吉じゃ!」とかいって、いきなり殺されそうになる。

しかし、彼らの長老がそれを制し、「いや、それは我が民族に伝わる神の紋章!そなたはもしや…1000年に一度現れる救世主では!」「あっしらの村を救ってくだせぇ!」とかいって、次の駅で無理矢理降ろされ、目隠しをされて飛行機に連れ込まれる。

エコノミークラスで揺られること10時間、飛行機を降りて目隠しを取ると、表側に目のイラストが描いてあった。なめとんのか。

そして、彼らの故郷で竜宮城のような手厚い待遇を受ける。俺、披露宴に行くところだったのに、こんなところで飲んでて良いのか。てか10時間飛行機乗ったってことは、普通に披露宴終わってんじゃん。

良い感じ酔っ払ったところで、村の長がこちらへ来て、こう言った。

「村に井戸を掘るため、3万円必要なんじゃ。ワシらを救うため、そなたの懐にあるご祝儀を譲ってはくれまいか」

あれ、そもそもドヤドヤ電車に乗って来た奴ら、渡航費だけでいくらかかってるんだ。あいつら何しに来てたんだ。

仕方ないのでご祝儀袋から3万円取り出して彼らに渡すと「よっしゃ!今夜は宴じゃぁ〜!」と言って、盛大な酒盛りが始まった。おい、その金あんなら井戸掘れよ。しかも、到着直後にも宴やったじゃないか。あんたら早く井戸掘れよ。

そして宴が終わると、村の長は「気をつけて帰りなされ。これはほんの謝礼じゃ」と言って、タクシー券を私に握らせた。

「ワンメーターで帰れるはずじゃ」

あれ、さっき10時間飛行機乗ったのは何だったの。

はい、おしまい。

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