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ユニバーサルデザインの強化書4 障害は医学モデルから社会モデルへ

障害は医学モデルから社会モデルへ

障害の医学モデルと社会モデルは、障害に対する理解の枠組みを示す概念です。

1. **障害の医学モデル**:
  - このモデルでは、障害は個人の身体や精神の機能の障害として捉えられます。つまり、障害は主に個人の身体や生理学的な特性に起因するものとみなされます。この視点では、障害者は治療や医療的なアプローチが必要な「患者」として扱われる場合が多いです。

2. **社会モデル**:
  - 社会モデルでは、障害は主に社会的な環境や制度の不適切な構造に起因すると考えます。つまり、障害がある場合でも、適切な支援やアクセスが提供されれば、個人は活動に参加し、生活を営むことができるという立場です。このモデルは、障害者が社会全体で参加する権利を強調します。

例えば、階段の代わりにエレベーターやスロープを備えた建物は、社会モデルに基づくアクセシビリティの一例です。

最近は、障害の理解が進み、これらのモデルを組み合わせて総合的なアプローチが取られることが一般的です。障害者のニーズに対応するために、医学的な介入だけでなく、社会的な環境の改善も重視されるようになっています。

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