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(1分読み)ユニバーサルデザイン(UD)の教科書62 IGUD: 情報化時代のデザインメソッドの革命

IGUD: 情報化時代のデザインメソッドの革命

1. IGUDとは
https://youtu.be/1HmxsKCOAVU

IGUDは、現代の情報化社会における新しいデザインメソッドであり、インフォグラフィックス(IG)とユニバーサルデザイン(UD)の融合によって生まれました。その正式名称は「DNPデジタルマーケティング時代のデザインメソッドIGUD」というものです。

2. IGUDの背景

超情報化社会、超高齢社会、多様性社会といった変化の中で、情報は大量に流通していますが、その情報がすぐに理解できるか、アクセスしやすいかということが問題となっています。IGUDは、このような背景を踏まえて「読んでわかる」から「見てわかる」を目指すためのデザインメソッドとして開発されました。

3. "秒でわかる"という目標

IGUDの最も重要な特徴は、情報を「すぐに、だれでも、見てわかる」ことを目指すことです。これは「秒でわかる」情報提供を追求するという強い意志が込められています。この迅速な理解を可能にするためには、情報を効果的に整理し、視覚的に伝える必要があります。

4. アナログとデジタルの融合

IGUDは、アナログメディアとデジタルメディアのどちらにも対応できる柔軟性を持っています。紙のパンフレットや郵送物から、ウェブサイトやアプリまで、どんなメディアにもIGUDのメソッドは適用できるのです。

5. IGUD5原則: SCALE

IGUDのデザインの根幹となるのが「SCALE」、すなわちIGUDの5つの原則です。

Simple(シンプル)
複雑な情報も、シンプルに伝える。
 
Clear(クリア)
はっきりとしたメッセージや表現で、誤解のないように情報を提供する。
 
Attractive(アトラクティブ)
視覚的に魅力的なデザインで、注目を引く内容にする。
 
Lead(リード)
視聴者や読者を情報の中に引き込むガイドライン(導線)を提供する。
 
Experience(体験)
理解を促すデザインを心がけることで、うれしい体験につなげる。

これらの原則を基に、情報を整理し、効果的に伝えることで、IGUDは情報を秒で伝えるデザインメソッドとして多くの場面で活用されています。

まとめ

IGUDは、情報化時代における新しいデザインのメソッドとして、情報をシンプルで分かりやすく伝えるための技術を持っています。SCALEの5つの原則をもとに、情報を効果的に伝えることができるこのメソッドは、これからの情報提供において非常に重要な役割を果たすでしょう。

Think Universality.
Think Difference.

m.m

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