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【カナダ旅行記🇨🇦】モントリオール編 これぞ本場のメープル街道ゴンドラ旅

Hello World! 世界遺産マイスターのマサムネです!

今回は2024/10/11〜10/14に行ったカナダ、メープル街道、第二弾モントリオール編です!今回は、紅葉でとくに有名な『モントランブラン』、多くの動物が存在する『オメガ・パーク』へ向かい、最後は首都オタワに向かいます。

↓前回の記事はこちら↓


1. レンタカーで市役所ばりのたらい回し

6:00、起床。Uberでモントリオール国際空港へ、レンタカーをピックアップするために向かう。気温は4度。この時間から借りるとなると、空港のレンタカーしか空いてないことがほとんど。

早朝のモントリオールは車が一台通ればその音が遠くまで聞こえるほど静寂に包まれていた。

6:50、レンタカー屋に到着。毎度トラブルが起きるのがこのレンタカーを借りる際である。

今回は、時間よりも少し早めに来たので待たされることはないだろうと思っていた。自分は、Hertz(北米最大手レンタカー)をよく利用しており"ゴールド会員"になっているため、特設カウンターに向かう。

ゴールド会員用特設カウンター
※ゴールド会員は、お金持ちの特権的なものではなく無料で誰でもなることができ、Webで事前に手続きを済ますことでカウンターの手続きを簡略化できる。
(なぜ他の人がゴールド会員にならないのかは不明である。)

特設カウンターへ行くと「ここには誰もいないから通常カウンターに行ってくれ」と言われてしまう。そして、数百メートル離れた通常カウンターにいくと「君はゴールド会員なので特設カウンターへ行ってくれ」と言われ、早朝からたらい回しをくらってしまう。

特設カウンターに戻ると先ほどとは別の従業員がおり「おっと、ここは誰もいないので、通常カウンターへ行…」、言葉を遮るように「ここで待つように言われた」と伝えると、「分かった、それなら待っていろ」と観念。そこから待つこと数分。

先ほど通常カウンターで「特設カウンターへ行け」と指示してきた男性がやってきた。「おやおや、君は先ほどの。君が今日、最初の客だ!ようこそ!ハッハー!」、とまったく呑気である。

今回の相棒はFORD、とにかく大きな車体
早朝からの出発とのこともあり今日のエナドリ。
麒麟のビール缶のような見た目ではあったが、味はすっきりモンスター緑のような味わい。

2. 本場のメープル街道『モントランブラン』

メープル街道ドライブビュー

7:30、モントリオール国際空港を出発し『モントランブラン(Mont-Tremblant)』を目指す。今回は車が大きく、アクセルを軽く踏んでも速度がよく伸びるので運転は比較的楽。

『モントランブラン』までは空港から120km、車で1時間30分ほど
針葉樹林がおりなす開放感溢れるロード
しばらく走ると、どんどん北に進んでいるため紅葉が始まりだす

8:50、『モントランブラン』付近に到着。この日のゴンドラ始動時間は事前調査によると9時だったため、大急ぎでゴンドラの元へ向かう。

山の斜面に街らしきものが見え始める。この辺りからすでに若干の行列ができ始めていた。

駐車場はいくつかあり、すでに駐車場への道は渋滞していた。しかしナビが示していたゴンドラ乗り場とはどこも違うようだったのでナビに従い山の中へと入っていく。

9:00、目的地に到着。ゴンドラはまったく動いておらず、少し早く着きすぎたかと思い、少し待ってみることに。しかし、待てど暮らせどゴンドラが動く気配がなく、それどころか観光客が1人も山に登ってこない。

不審に思い車を降りてゴンドラ乗り場に近づいてみてみると、そこにはやはりと言わんばかりの「Closed」文字が看板に書いてあった。

当初、乗車予定していたゴンドラがまさかのシーズンオフで停止していた。

先ほどの車の列ができていた駐車場の列に並ぶ。誰も山の中に入っている人がいないことを見ると、郷に入れば郷に従うべきということがよくわかる。しばらく並び、なんとか車を駐車。

駐車場は20カナダドル。これをダッシュボードに置くシステム。
一般駐車場は激込みであったが、VIP駐車場というおそらく高価な駐車場はガラガラ

到着、ダッシュでゴンドラ乗り場へ向かう

9:20、完全に出遅れたため走ってゴンドラ乗り場を目指す。入り口に入るや否やゴンドラにはすでに行列ができていた。しかしよく見るとこのゴンドラは、山の中腹程度までしか通っておらず山頂に向かうゴンドラではなかった。

どうやらゴンドラ乗り場所へ向かうためのゴンドラらしい

この長蛇の列を待っているよりも、歩いて中腹のあたりまで行くのが早く到着するのではと思い、歩いて登ってみることに。

とんでもないスピードで駆け抜けるゴンドラを横目に下道で歩く

10分ほど歩き山頂へ向かうゴンドラ乗り場へ到着。すでに下で見た以上の行列。オンラインで購入することができたので、並んでいる間に購入。ゴンドラのチケットは1人往復28カナダドル(約3,070円)。

白を基調とした建物が多い広場、かなりの賑わいを見せていた。
先ほどのゴンドラで登ってきた観光客が全員このゴンドラに乗るため、先ほど以上の行列
ゴンドラ待機列の横にある、脚を吊るされ逆バンジーをさせられている子ども。
物心ついた大人は虚無感からか遊ぶことはできない…いつまでも少年の心を持っていたいものである。

ゴンドラ出発!徐々に街から離れ、紅葉パラダイス

9:50、30分ほど待ち無事にゴンドラ前まで進んだ。ゴンドラのスピードはそこまで早くはなく、車椅子の方やベビーカーの方が乗るタイミングではゴンドラを止めて乗せてくれる。

ゴンドラは6人ほど乗れそうであったが1組ずつ乗車させてくれるスタイル

紅葉体験としてはメインとなるであろうゴンドラからのビューがここから始まる。

徐々に街から離れ、紅葉した山の中へと入っていく。
上を眺めるとメープル。ゴンドラはさらに山の中へ進む。
山の中腹あたりは一番紅葉しておりオレンジ、黄色、赤、緑がいいバランス

一部のゴンドラは窓の開閉が可能で、窓を開けて写真などを撮影することができる。この時の車両は運良く窓が開閉できるものだったので写真や動画をここぞとばかりに撮影する。

山頂に近づくにつれ緑が増えてきてやや山がハゲているのが目立ってくるが景色は広大

山頂からのメープルビュー、ここでしかみられない壮大なメープル

10分ほどゴンドラに乗ると山頂に到着。大きく揺れたりすることもなく快適なゴンドラ旅。

山頂は360度のパノラマビュー
山頂の気温はなんと2度!寒すぎ!

10:10、流石に寒かったので一旦山小屋に逃げ込む。店内には食堂があったが、この時間はまだやっておらずプリン(3カナダドル)とコーヒーを1杯(5カナダドル)購入して暖をとった。

日本にもあるような、ウィンタースポーツ後にカレーを食べに来たくなるような山小屋

10:20、身体も少し温まったところで、外にある展望台へと進んでみる。ここにはすでに人がたくさんおり、基本的にここで全体を一望してから降りているようだった。

紅葉を見ながら休憩できる謎のゾーン
かなり急な道を下ると街と紅葉が同時に見られる場所に行くことができる。
足場は細かい砂場で割と滑っている人がいた。
山による綺麗な地平線、手前には紅葉した木々がびっしりと生い茂っている。
まさに自然の神秘である。
川の真ん中に小さな島を見つけた。
ゲームの世界だったらかなりのレアアイテムが眠っている島に違いない。

車に戻るまでが遠足

11:00、次の目的地『オメガ・パーク』へ向かうため再びゴンドラに乗って下山。天気もよくトレイルをしながら下山もできるためか、帰りのゴンドラはまったく混んでおらず並ばずに乗る。

メインではない方向の山もゴツゴツした紅葉山脈が見られた。リフトは稼働していない。

下山時のゴンドラは窓が開かないタイプだったため、のんびりと車窓を楽しみながら戻る。

下山時は若干太陽の傾きが変わっており、より彩度が高く感じられた

10分ほどで広場に戻ると、登った時の倍以上の人で溢れていた…。中腹から入り口までは、登る時には利用できなかったゴンドラが空いていたため乗車してみることに。

嵐が過ぎ去った後の様な静けさすら感じるゴンドラ乗り場。
ゲートが空いていたので勝手に入ると、なんと無料だった。
山頂行きのゴンドラの2倍以上の速度で身体は何にも覆われておらずダイレクトに風を感じる。
街中を疾走し、下を眺めると人が普通に生活している様子を見ることができる
入場時には急いでいいたため見逃していたカラフルな時計台。
ちなみにトイレは山頂の山小屋と入り口付近にあるが、男女共用のため、かなりの行列ができていた。
去り際に駐車場から見えた、街と完全に調和した紅葉たち

3. ニンジンを捧げよ!『オメガ・パーク』

まずはニンジン調達

11:30、次なる目的地『オメガ・パーク』というサファリパークに向け出発。

『モントランブラン』から『オメガ・パーク』は車で1時間ほど
反対車線は数kmの大渋滞、少し遅れたら巻き込まれていた。
ほぼ全員が『モントランブラン』に進むと思われる…早起きは3kmの得である。

12:30、1時間ほど運転し『オメガ・パーク』に到着。ここにはエルク、オオカミ、バイソン、シカなどが自然の姿のままで観察することができる。

オオカミやクマなど一部エリアは金網が用意されているが、日本のサファリパークのように基本的に各エリアが金網で仕切られているというわけではない

バッファローの模型がお出迎えしてくれる。
入り口は道路の脇に入ってすぐなので意外と見逃しやすいかもしれない。

『オメガ・パーク』は自家用車で入ることができ、しかも「窓を開けて自分たちで好きに餌をあげるスタイル」。これが北米だ!

日本だと、富士サファリパークのように自家用車で入るサファリパークはあるが、自由に餌をあげられる環境はあまり見かけないかもしれない。

入場料は1人44.15カナダドル(約4,800円)

動物に食べさせる餌についてはニンジンが推奨されているが、キャベツなどを持参してあげている人も散見された。

人参は自分で調達するスタイルで、自ら持ってきてもよいし、売店でも購入することができる。
売店で買うと4カナダドルで信じられない量のニンジンを購入することになる。
繁殖期で凶暴なので角のあるオス鹿などにニンジンをあげるのは御法度であると説明を受ける
ちなみにこの売店は天然のオス鹿の角で装飾されている。

餌を購入すると、ここからは自由行動である。道は基本的に一本道でどころどころ分かれ道がある。奥の方に車を降りてトレイルをするような場所も設けられている。

園内のMAP、とても広く全長は12kmほどある

鹿の群れがお出迎え

13:00、園内に早速入ると入るや否や鹿の群れ。奈良県の鹿とはまたサイズ感が違う。鹿せんべいではなくニンジンで育った鹿はこうも大きく育つのか…。

窓を開けていると鹿が普通に顔を入れてくる
ニンジンを献上する時はこの距離感。
ニンジンをポリポリとかなりの音を立てて食べるが、意外と食べるのはゆっくりだ。
鹿ばかり気を取られていると足元には猪がトボトボ歩いている。
車の下に来るとまったく見えないので注意が必要。
餌をあげてはならないオス鹿が目の前に現れた
「ニンジン置かぬ者、通るべからず」といった表情を浮かべている
カモはニンジンを食べられないので鹿が噛み砕いて落ちた食べカスを食べている。
自然界の強者と弱者の関係がここには詰まっている。
小さなウリボーの集まり、わちゃわちゃしていた。
リボ払いの今後について考えているのだろうか…。
水辺にバイソン、鹿、カモが共存している
網などはなく天然に近い状態で放置されてている
手の届ききそうなほど至近距離でのバイソン。
顔面は怖いが動きがかなり遅いのでそこまで恐怖感はない
こちらは金網ゾーンのヘラジカ。
水を飲みに小屋に入ったきりでで来なくなってしまった。

餌やり禁止区域オメガ・ラ・ヌイット

オメガ・ラ・ヌイット、休憩所があったり夜間にライトアップイベントを行ったりするらしい
色彩豊かなアルパカたち。
白色と黒色がお互い首を絡ませあっていたが何か意味があるのだろうか。
近くに来たので撮影してみると意外と目がくりくりしている。
前髪がピシッとツバが生えているようなのは最近のトレンドなのだろうか
地図に「The king of the forest」とあったので向かうとただのヘラジカのハリボテだった
ほとんどのウルフは寝ており、死んでいるのかどうか見分けがつかない
観光客による恒例なのであろう遠吠えに対して鬱陶しそうに目を覚ますウルフ
こちらは完全に起床しており食後の運動でもしているかのようなウルフ

「ちょっと、キツネが通りますよ」

車に戻り、再びドライブでサファリパークを走る。北極キツネを含むエリアもエサをあげないようにという指示があった。ここでは人ではなくキツネが優先で、キツネがルールである。

とてもうつろな目をしているシロジカ。
ニンジンの先の何か遠くの未来を見つめているような表情
キツネは小さく素早いため車でひいてしまいそうになる。
キツネに配慮してか、この辺りのエリアは渋滞していた。
キツネに反してあまり人気のなさそうだったカリブー、水辺でふてている様にも見える
「私を撮りたいか?」と言わんばかりのポージングを決め込んでいるホッキョクギツネ
ガゼルは角がカーブしていてカッコよいが、思いの外落ち着きがなくウロウロしていた

15:30、サファリパークを一周し出口に到着。余ったニンジンは最後にいる鹿ゾーンにすべてお裾分け。(売店で購入するニンジンが多すぎて普通にあげているだけではとても消費できないので注意

最後のエリアの鹿は余ったニンジンを回収してくれる。
他の人からもたらふくニンジンを貰っていると思われるがまだ入るらしい。
園内もところどころ紅葉しており動物たちも楽しんでいるようだった

他にもクマゾーンなどが人気であったが、前回カナダのバンフに行った際に飼育されていない野生のクマを見たことがあるため今回はスルーした。

↓バンフに行った際に実際に天然のクマに遭遇したお話↓

4. 「VIA鉄道」で首都オタワへ向かう

18:00、道中がやや混んでいたがなんとかモントリオール国際空港に到着。レンタカーを返却しUberでモントリオールのVIA鉄道の駅へ向かう。

モントリオールからオタワは電車で2時間
モントリオールは始発ではないため電車の停車時間が短く早めに来ている人がたくさん
今回の旅2回目のVIA鉄道。
この日は夜の便なので外の紅葉はとくに見られず。

モントリオールはケベック州であるが、オタワからはオンタリオ州である。疲れ切っていたため鉄道の中ではほとんど寝てしまっていた。

緊急時に脱出する用のシートだったので説明を受ける。
窓を割って壊すのは「The Last Resort(最後の手段)」らしい
右下に現在の速度が出ている。160 km/hとややゆっくり。
途中に数駅ローカルの駅にも止まる。

21:00、カナダの首都にあるオタワ駅到着。前日のモントリオールが18時30分の段階でお店が閉まっていたため、当然オタワもこの時間は基本的に閉店。Uberでホテルへ向かい、この日は就寝。

オタワ駅はかなりキレイでモダンな建物だった
ウェルカムドリンクがサービスだったため白ワインを飲んでおやすみなさい

次回は首都オタワを散策し、世界遺産『リドー運河』や、カナダの中心となる『国会議事堂』の中に入る。

それではまた次回!

↓次回はこちら↓


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