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「ライオンのおやつ」(小川糸)

「ツバキ文具店」で小川さんの文章の素敵さに触れてからファンになりました。
今回もやっぱり素敵な文章で綴られた小説でした。

あらすじ
余命宣告をされて死を待つばかりの主人公。
彼女は、残りの人生を瀬戸内にあるホスピスで過ごします。
そこは、優しい人たちがいる家でした。
毎週日曜日は、誰かが希望した「おやつ」を食べる日。
死を覚悟し、死と対峙し、精一杯生きる主人公。

写真:ライオンのおやつ

感想
「ツバキ文具店」を読んで、小川さんのファンになりました。
なんと言っても、文章表現が素敵です。
季節、天候、感情などが独特の表現で書かれており、それはとっても暖かくて優しいです。

今回は、あらすじを読んだ段階で、泣くことを覚悟していましたが、やっぱり号泣でした。
ただ単に「悲しい」ではなく、色んな感情が溢れた感じです。
「死」がテーマなんですが、「生」もテーマなんですよね。
しっかり生きて、しっかり死んでいく。
そんなことを考えさせられた1冊でした。

小川さんは、食べ物に対する表現も豊かで、読んでいるとお腹が空いちゃいました(笑)

よかったら私の書斎をご覧ください。(ブクログへのリンク)

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素敵な本に出会えますように。

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