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「赤と青とエスキース」(青山美智子)

青山さんの作品は、4冊目です。
今まで読んだ短編集的な内容とは、似て非なる内容でした。
めちゃくちゃ感動しました!

あらすじ
1枚の絵(エスキース)を巡る物語。
時代を超えて、様々な場所で、様々な人の手にわたるエスキース。
その絵に隠された想いを知った時、そしてこの物語の大きな秘密を知った時に、涙が止まらなくなります。
そして、大切な人をもっと大切に想えるようになるはず。

感想
今まで読んだ青山さんの作品は、
「お探し物は図書室まで」「猫のお告げは樹の下で」「ただいま神様当番」と言った短編集です。
短編集の各話がふんわり繋がっているのが心地よかったです。

今作品は、短編集のような構成ではありますが、根底に流れているものがあり、そのネタバレに全く気がつかなった私は、思わず「あ〜そういうことか!」と大きな声が出てしまいました(笑)
そして、驚きと共に涙が溢れてきました。
いや〜感動しました。

なかなか同じ本を2回読もうとは思いませんが、この本は2回目を読む楽しみがあります。
ネタバレに気が付かなかった私は、それを知った上で2回目を読みたいと思っています。

今まで読んだ青山さんの作品には、たびたび猫が登場しました。
今回も、メインストーリーにはあまり関係ありませんが、猫が登場します。
青山さんは、絶対猫好きですね(笑)
猫を飼ったことがある人なら分かる「あるある」が書かれています。

最近、文庫本ばかり読んでいましたが、それはそれで読みやすいし価格も安くていいんですが、やっぱりこれは!という本は単行本で買いたいと思わせる装丁です。
この本は、単行本で買ってよかったです。

よかったら私の書斎をご覧ください。(ブクログへのリンク)

ご覧いただきありがとうございます。
コメントしていただけると嬉しいです。

素敵な本に出会えますように。

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