「スリル、スピード、テクニック」

今って80年代頃にもてはやされた様な「スリル、スピード、テクニック」みたいなカッコ良さではなく、「まったり、ゆるり、ナチュラル」みたいなのが求められているのかも、と、色々作ってバラ撒いてみた上で実感しつつある。

但し「求められている」のであって、決してそれが価値観全部を支配し切っているのかというと微妙でもあろう。

と、いうのは、この世界の社会基盤自体が「スリル、スピード、テクニック」という価値観で作られており、当然支配されているわけで、現代人は決して逃れる事が出来ないからだ(特にテクノロジー関連)。

もはや「スリル、スピード、テクニック」は、永年連れ添った配偶者みたいな物であり、 言うなれば愛憎を伴う依存関係にあるといえるのかも知れない。

「必要」だが「うんざり」という感覚。

表現に於いて 「スリル、スピード、テクニック」をやりたければ、それを踏まえてやる他なく、そのキーワードは「再発見」か「ノスタルジー」のどちらかになるんじゃないかと想像。

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