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社会人1年目〜会社設立までの3年間の話①

おはようございます。

朝の仕事を終えて、ぽっかり時間が空いたのでnoteを書こうと思います。

僕は28歳の時に会社を設立したのですが、今日は設立するまでの物語をnoteに綴っておこうと思います。

社会人1年目 

「陸の孤島」と呼ばれる東京ドーム60個分の敷地面積を持つ某国立大学院での2年間を経て、東京・阿佐ヶ谷の1Kアパートでの生活を始めました。

僕が就いたお仕事は不動産オフィスの仲介業でして、簡単に言うと「企業の引越し先を探す」仕事でした。

当時の僕は「オフィスの環境が良いと、心地よく働けるんじゃないか?」という仮説を抱いていて、オフィスの内装や空間プロデュースを作れる人になりたいと思っていました。

でもまぁ、最初は営業職。
入社まもなく現場に出されて、社長さん相手に物件の紹介をします。

数万とある物件の中から提案できる物件を探す作業は大変で、僕はPCのキーボードをカタカタっと鳴らし全身全霊で仕事に取り組んでいました。


すると、

目の前の先輩に突然
お前、態度でかいな」と言われました。


な、な、なんてことを!?
なんだ?パワハラか!!?

と思ったら、

僕は革靴を脱いで、ネクタイを緩め、
椅子に後頭部を乗せた姿勢でキーボードを叩いていました。

(こんな体勢)(絵心w)

これは自分が悪い。入社7日目の出来事でした。

その後、最初に担当した社長さんが女性で若くてめちゃ美人で、(先輩に怒られたことは忘れ)俄然頑張って働きます。

すぐに契約も何件かとれて5月には同期トップだったと思います。(同期少ないけどね)

この頃、社会人になって音楽活動ができなくなることが嫌でした。
仕事終わったら走って帰って、ギターを家に取りに行き、阿佐ヶ谷の隣にある高円寺駅で路上ライブしたりしていました。

この頃の心情は結構しんどかった記憶があります。何というか、音楽辞める理由がありすぎでした。仕事が忙しい、時間がない、疲れが溜まってる、朝が早い、などなど。


そんな気持ちの中、仕事中にお客さんからこんな一言を言われます。

不動産のプロに頼んで良かったです

仕事ぶりを評価してくれた一言だったのですが、当時の自分には別の角度で突き刺ります。

「あれ?おれは不動産のプロになりたかったっけ?」

この時に感じた違和感が、水面に小石を落としたかのように日に日に広がっていきます。

職場の先輩達の姿はかっこいいけれど、これから1年、2年、3年後になりたい自分の姿は本当にこれで合ってるのか?

「まだ入社したばかりだから続けてみないとわからないという気持ち」と、「時間は有限だから判断は早い方がいい」という気持ちが入り混じり、毎日仕事帰りにiPhoneのメモ帳に葛藤を書き込んでいました。

結果として2つのことが決定打となりました。

1つはWantedly代表取締役 仲暁子さんのTED動画を観たこと。
(こちらの動画↓)

https://youtu.be/TSUryiRhgJw

「自分の情熱を注ぎ込めることが見つかっていないのであれば、諦めずそれを探し続けなさい」

これは動画内で引用されているスティーブ・ジョブスの言葉ですが、当時抱いていた「何がやりたいかは分からないけれど、今やっていることではない気がする」状態の自分には突き刺さりました。

そして、もう一つは大学時代の恩師と中野のカフェで話をしたこと。

「せっかく就職したのにすぐ辞めるなんて親や周りにも申し訳ない」と思ってたところに「お前が活き活きしていないことの方が申し訳ないでしょう」と言われて、決意。

恩師と会ったのが金曜日で翌月曜日に取締役に話に行きました。

1時間半ボコボコに言われ、説得され、
それでも僕はもう決めていたので辞めました。

正直、取締役はすごく目を掛けていてくれて、いつも厳しかったけれど、その言葉の真意に気付くのはもう数年先でした。
その時に言われた言葉を、知らぬ間に自分の後輩に使っていたりした時に「あっ」と気がつくこともありました。

ともあれ、新卒入社3ヶ月で退職宣言。
翌月4ヶ月目に退職しました。

社会人経験4ヶ月。25歳ニートの迷走は吉とでるか凶とでるか?

思いの他、長くなってしまったので続きはまた次回〜

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