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はじめのジョー あしたの一歩

モテたい欲が無くなった

そんなことをわざわざ付き合っている彼女に言っている奴がいたら顔を拝んでみたいものだ。


言っちゃった。


僕は可愛い女の子が好きだし、電車で可愛い子いたらちゃんと確認するし、一般男性の役割を担って生きてきたつもりだ。

そんな僕が、最近モテたい欲求が薄れていたことに気が付いたのだ。

いわゆる浮気を隠すための「最近モテたい欲ないんだよね〜」的な方便として発言ではなく、「あ、今日アメトークじゃん」的な気付きの類いの発言、いやむしろ確認と報告レベルのテンション。

モテたくないのか?と問われたらモテたいに決まってる。ただ、その問いが頭のかなり隅の方に追いやられている感覚だ。実家の大掃除の時に「こんな所に置いてたっけ?」って発見される芳香剤くらい隅に追いやられていた。

その事が不思議で考えを巡らせてみたのだ。「彼女がとても優しくて満足している」なんてありふれた答弁で終わらしてなるものか。

ここで僕が出した仮説は「仕事に夢中になっているから」という説だ。
起業や何やで日々思案する事が多いため、他のことを考える余裕がないという見解。

こういう時の女性って急にアウトボクシングの姿勢をとるのは何故なんだ。
仮説に対して「待ってました」ばかりのカウンターを被せてくる。
「じゃあ仕事に飽きたら浮気するのか?」という反論。まだ牽制の左ジャブを放っただけなのにもうカウンターを被せてきた。

僕はもう少しリングを広く、違う、視野を広げて考えてみた。
単純に最近は彼女以外の女の子と会ってないことに気がついた。
前は仕事の都合とかで女性と会うことが多かったが、最近は電話がきても男と仕事の話、飲みに行ったとしても男と仕事の話。彼女と母親以外で女性と会ってない事に気がついたのだ。
火がないところには煙りは立たず、という見解。

とは言え、これをそのまま言ったら女性と会う機会が多かったらモテたいと思うことを自白することになる。誰かにモテたい=浮気をしたいという事じゃないんか?とカウンターパンチからの右フックでテンプル揺れてマットに沈む。

劣勢変わらず。
逆の立場で考えてみようと思った。

もし彼女が「モテたい欲がなくなった」と言ったら自分はどう思うかな。

ちゃんとムカついてなかなかインファイトな喧嘩に持ち込んでしまう気がした。


ところで、何でボクシングで例えてるんだ?


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