人生を変えた島国ミクロネシア連邦を訪ねて⑧/ラニーニャ現象の恩恵
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寒い日本
今日、12/24はクリスマスイヴ、日本各地で雪景色になっているところも多くイヴの日を飾るにはちょうど良いのではないでしょうか?
なんてことを言ってる場合でもなく、今降っている雪は災害級の降り方で、大変苦労している地域もあります。
ラニーニャ現象とは
この大雪の要因であるのがラニーニャ現象です。来年まで地球はラニーニャ現象が続くと言います。
ラニーニャ現象を紐解くには恒常風の北東貿易風を知る必要があります。
普段から吹いている北東貿易風ですが、ラニーニャ現象が発生するとさらに風は強くなり、太平洋の暖水域が北東貿易風によって西側に押しやられ、西側で大雨や豪雪になるという現象です。
ちなみに北東貿易風が弱くなって暖水域が東側に広がっていくのをエルニーニョ現象と呼びます。
以下は専門学校でラニーニャ現象とエルニーニョ現象を説明した時のもの。
ラニーニャを喜ぶ人たち
しかしこのラニーニャ現象を喜ぶ人たちもいます。
それはミクロネシア連邦ポンペイ島に集まるサーファー達です。
ポンペイでのサーフシーズンは、その北東貿易風が強い日本で言う冬場の時期限定になりますが、その時は多くのサーファーで賑わいます。
さらにラニーニャ現象ともなれば、例年以上に北東貿易風が強くなるので、波を高さも半端ない状態になります。
ポンペイでのサーフィンは浜から入るのではなく、ボートでリーフ際まで連れて行かれます。
海面下はサンゴ礁であるため、こけたら大けがすることもあります。
よってここに集まるサーファーは年齢層も高くベテランが多いです。
あのケリー・スレーターもここに訪れて、DVDの撮影をしたそうです。
テレビの天気予報でラニーニャ現象やエルニーニョ現象の話しはします。何となくそう言うモノなんだとわかった気がします。
しかしこのポンペイという島に行って、北東貿易風がどう言うものか?ラニーニャ現象がどういうものか?を体感できた気がします。
そして豪雪被害に遭って被害を被り人もいれば、ラニーニャ現象の恩恵を受けている人もいます。
人間は自然界の中で生かされているんです。
ちなみに北東貿易風が弱まった時期は上の写真を見てわかるように波ひとつありません。
続く・・・
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