歴史を学ぶ意味

どんな分野、またはどんな形であっても、歴史を学ぶことは、視点を変える上で、一つの有効な方法です。

歴史を学ぶことにより、過去と自分が生きている今との違いを知ることができます。

その違いを知ることで、一層今という時代がどんな時代なのかが、より明確になってきます。

今、ヤニス・バルファキスさんの著書
『父が娘に語る美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話』 を読んでいるのですが、経済の歴史の変遷が分かりやすく書かれていて、とても興味深いです。

人類の文明と経済の始まりは、狩りをして、食糧を得ることが一般的だった時代に、食べ物に不自由な環境を克服するために、農業が発達し、余った農作物を管理するようになったことが発端となったと、この本では書かれています。
そして、国際的な貿易が発達していくようになると、それまで裕福だった領主と貧しかった商人の立場が逆転することが起こり、土地、道具、労働力に価値が与えられるようになったと説明されています。

歴史を学ぶことで、お金というのは、一つの概念に過ぎないことを知ることができ、また世の中の動きにも目がいくようになっていきますね。

一つのことでは、気付けなかったことも、別の何かと比較し、その差を知るようになる。

そして、その差を知ることは、新たな視点を得ることになる。

新たな視点を得るために学び続けることが、自分の世界を広げることに繋がると思いました。


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